Zoomのプライバシーと「Zoom爆撃」めぐる集団訴訟、約93億円で和解へ

Alexandra Garrett (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2021-08-03 10:11

 Zoomは、ユーザーの同意を得ることなく個人情報をFacebook、Google、LinkedInと共有していたことや、ハッカーらが「Zoom爆撃」によってオンラインミーティングを妨害する行為を放置していたことが、ユーザーのプライバシー侵害にあたるとして起こされていた集団訴訟について、8500万ドル(約93億円)の和解金を支払うことで合意した。米国時間7月31日に予備的和解に至り、現在は、カリフォルニア州サンノゼにある連邦地方裁判所のLucy Koh判事による承認を待つ状態にある。

Zoomのロゴ
提供:Sarah Tew/CNET

 この和解に伴い、集団訴訟の対象となる顧客には、サブスクリプション料金の15%または25ドルが返金される可能性がある。また、合意の一環としては、「Zoom爆撃」として知られる、ミーティングを妨害するハッキング行為を防止するためのさらなる対策を講じると述べた。ホストや他の参加者がミーティングでサードパーティーアプリを使用する場合はユーザーに警告し、プライバシーやデータの取り扱いに関する特別トレーニングを従業員に提供するという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

  5. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]