IMAP4

用語の解説

IMAP4とは

(アイマップフォー,)
IMAP4とは、メールサーバから電子メールを受信するためのプロトコルの一種で、メールサーバ上でメッセージを保存・管理できるプロトコルのことである。
IMAP4は、オンラインでサーバ上に設けたメールボックスにアクセスし、操作や管理を行うことができる。 そのため、オンラインでサーバにアクセスできる環境であれば、外出先や異なるマシンからでも同じメッセージを確認できるという利点をもっている。 IMAP4は、フリーメールとして提供されることの多いWebメールや、モバイルメールなどでよく利用されている。 IMAP4では、あらかじめメールのMIME情報を参照し、得たいデータのみを選んでダウンロードすることなどができる。 たとえば、タイトルや送信者情報を確認してから本文をダウンロードしたり、添付ファイルを除いたテキスト情報のみダウンロードしたり、添付ファイルのみをローカルフォルダに保存したりといった操作が可能となっている。 このためナローバンド環境やモバイル機器などで、添付ファイルをダウンロードするかしないか、といった選択を行うことが可能となっている。 また、メールサーバとローカル間の同期や、メールボックスの共有なども可能である。 IMAP4の原型となる「IMAP」は、1986年にスタンフォード大学で考案された。 1988年にはバージョン2となる「IMAP2」が発表され、IETFによりRFC1064として標準化された。 2007年1月時点でのIMAPの最新バージョンは、2003年に公開されたIMAP4rev1(リビジョン1)である。 IMAP4の最初の仕様はRFC1730として、IMAP4rev1はRFC2060として標準化されている。 なお、IMAPのようにメールを受信するためのプロトコルとしては、従来よりPOP3(Post Office Protocol version 3)が広く用いられていた。 POP3は受信したメールをすべてクライアント側のフォルダにダウンロードしてから閲覧を行う方式を採用しているため、基本的には単一のローカルマシン下でのメール管理に向いている。

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