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伝説のひとり情シス黒田光洋さんに学ぶ「ひとり情シス・データアナリスト計画」

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2020-05-13 17:00

[PR]将来が予測できない時代にあって「ひとり情シス」には一層の期待がかけられている。多くのひとり情シスが試行錯誤している実態だ。

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将来が予測できない時代にあって「ひとり情シス」には一層の期待がかけられている。特に企業に埋蔵する「データ活用」の領域にまで及び、多くのひとり情シスが試行錯誤している実態だ。そんななか、「ひとり情シス・データアナリスト計画」を提言するのが、『ひとり情シス 虎ノ巻』(日経BP社)の著者として知られる黒田光洋氏だ。Dell Technologies 執行役員 戦略担当の清水博氏が話を聞いた。

VUCAの時代に懸念される、ひとり情シスの「技術離れ」

 一人きりで社内のIT部門を管理する「ひとり情シス」が、スモールビジネスや中小企業から、大企業、大企業の子会社や事業部、地方工場などに広がっている。ひとり情シスは、多くの企業でも見られる状況になってきている。

 「気になるデータがある」と、Dell Technologies(デル株式会社)執行役員 戦略担当の清水博氏は指摘する。清水氏によると、ひとり情シスが新しい技術に消極的な面が見えているのだという。

 「まず、サーバーの仮想化比率が低いことが懸念されます。サーバー仮想化は、ビジネスの急激な変化に容易に対応でき、サーバー台数を削減してコストメリットやスペースの確保など高い効果をもたらします。しかし、ひとり情シス企業は、仮想化していない企業が55%存在し、圧倒的に仮想化比率が低いのです。また、データベースの活用も進んでいないようです。データベース用途でサーバーを使っているのはわずか11%のみで、特にひとり情シスでSQLが使える割合は15%前後に過ぎないと言われています」(清水氏)

 現在は「VUCAの時代」(Volatility: 変動、Uncertainty: 不確実、Complexity: 複雑、Ambiguity: 曖昧の頭文字)と言われ、社会経済環境がきわめて予測困難な状況にある。VUCAの時代を生き抜くためには、顧客や消費者の細かいニーズを読み、タイムリーな販売・マーケティング戦略を実行したり、新しい付加価値のサービスをリリースしていくことが求められる。そこで重要になるのが社内に埋蔵されているデータの戦略的な活用だが、ひとり情シスが技術に消極的になることで、データ活用も進まなくなることが懸念されるのだ。

「伝説のひとり情シス」黒田光洋氏に学ぶ、データ活用

 では、どのようにすればひとり情シスにおいてVUCAの時代を生き抜くための戦略的なデータ活用が可能になるのか。そこで参考になるのが「伝説のひとり情シス」黒田光洋氏の提言だ。黒田氏は『ひとり情シス 虎ノ巻』(日経BP社)の著者「成瀬雅光」氏として知られ、情報システム学会などで自身の経験を積極的に発表している。黒田氏は、ひとり情シスのあり方について、こう指摘する。

 「一人であることは悲観するべきことではありません。むしろ、自由に挑戦でき、会社に様々な貢献もできる上、何より自身の強みを持つことが出来ます。私がひとり情シスになった時と、現在の環境はとても類似していて、先が見えない景気後退局面でした。自分自身の不安を打ち消したのは自己啓発であり、スキルを蓄積することで乗り越えてきました。それが現在の私自身を形成しています」(黒田氏)

 黒田氏は、戦略的なデータ活用に向けて、ひとり情シスが「データアナリスト」になることを提言している。ここでは、黒田氏の考えを3つの提言ポイントとして整理していきたい。

提言ポイント① まず「ミニ仮想環境」を構築せよ!

 1つめのポイントは、自分が自由に使えるミニ仮想サーバー環境を持つことだ。個人のスキルを高めることは、会社にとっても大きな強みになると黒田氏は話す。

 「サーバーのハードルが高いと感じる人が多いのは事実です。しかし、そのほとんどは思い込みで、サーバーもパソコンも基本的な部分の違いはありません。実際に触ってみたらPCもローエンドサーバーも一緒であることがわかるはずです」

 と、サーバーへの検討や理解がひとり情シスの進むべき道の今後を左右すると指摘する。更に、

 「仮想環境はサーバーの集約とコンピューターリソースの効率化するだけではありません。やってみないとわからないことが多いITを試してみるための実験環境となります。自分のアイデアを実現するための研究室でもあり、仮想環境でいろいろな実験ができることで、スキルアップができて将来の失敗のリスクを減らすことができます」

 もっとも、仮想環境を構築するために投資が必要になるとそれがネックになる。そこでまず小さな環境を立ち上げて、少しずつ試していくことを黒田氏はすすめる。さらに、

 「仮想環境が便利なのは、サーバーをまるごとコピーができることです。システムに不具合があったときにサーバーまるごとコピーすれば、本番に影響せずに再現テストができます。また、さまざまな対策を検証する前にスナップショットをとっておけば、何度もやり直すことができます」

 仮想環境を活用することで、サーバー管理者から「社内プラットフォーマー」になることもできるという。仮想環境をきっかけに社内のデータが集まるようになり、データ活用の取り組みが進んでいくことになる。

提言ポイント② 「プログラミング」と「データベース」を怖がるな!

 企業活動において、近年ますます、蓄積されたデータの活用が重要になっている。自社の持つ大量のデータの中から必要なデータを抽出・集計するという操作は、これまではITエンジニアが準備した画面を通してのみ限定的に行うことができるのが一般的でしたが、最近では使いやすいツールも増えてきて、ビジネス部門でもマーケティングや広報でも、クエリ(SQLで書いた命令)を自分自身で書いて、データの取得や集計をするケースも増えてきている。

 「ひとり情シスは、PCの導入とITベンダーとの調整だけがメインの仕事ではありません。環境構築で終わることなく、その環境で自ら役に立つアウトプットを出すべきです。プログラミングやデータベースが食わず嫌いになっている方もいると思いますが、今では、プログラミング教育が小学校で必修化される時代です。何歳になっても遅いことなどありませんから、ぜひ挑戦してほしいと思います」

 また、ひとり情シス自身がクエリであるSELECT文を書くことができれば2つのメリットがあると話す。

 「1つめは圧倒的なスピード感です。必要なデータをなかなか取り出せなかったものを、思いついたらすぐに実施できるようになります。2つめは試行錯誤が可能になることです。データ活用ではより目的に近いデータを何度も試してきめ細かいデータを抽出することが重要です。その試行錯誤が簡単にできるようになります」

 SQLは、極めるのに時間がかかる奥深い言語である一方、非常に入門しやすい言語である。恐れることなく、SQLの世界へと入ってみてほしいとアドバイスする。

提言ポイント③ データアナリストは、自分も会社もリスクを減らす

 3つめは、データアナリストへの道筋をつくることだ。ひとり情シスとしてデータ管理を行っていると、経営層から「こんなデータが見たい」「リアルタイムで見たい」といった要望がくる。表計算ソフトだけではこうした要望にタイムリーにこたえにくい。

 「データベースの構築が第一歩です。基幹システムや他のシステムからデータを持ってきて、データやスケールを変えて『こうですか?』『ああですか?』とやりとりしながら経営層と議論していく。それにより経営の品質が一段あがることが期待できます」

 「本格的なデータアナリストやデータサイエンティストにいきなりなる必要はありません。まずは、自社や自部門でのデータ分析官になリ、そのうえでスキルを磨き、経営に一目置かれる存在になっていけばいいのです」

 こうしたポイントを達成することを、黒田氏は「仮想環境を手に入れてプログラミングを学びながら、まず自分の仕事の効率化のためのシステムを構築してください」とアドバイスする。「そのノウハウを使って、他人の効率化や全社の全体最適を目指していきます。先が見えないなかをリードする存在になってほしいと思います」とエールを送る。

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