Oracleブロックに対するデータの保護

日立製作所
情報・通信システム社 ITプラットフォーム事業本部
技師 片山仁史氏
データベースに対してさまざまな故障箇所が考えられ、それぞれに対して適切な対応策が必要だ。芳野氏にかわって登壇した片山 仁史氏は、代表的なデータベース障害として、「サーバ障害」「操作ミス」「大規模災害」「ブロック破損」の4つを示した。
片山氏は「サーバ障害はRAC構成を取ることで、万一障害が発生した場合でも、わずか数秒でアクティブなサーバ側で業務を引き継ぐことかできる。また、オペレーションやデータベース管理者が誤って、表やテーブルの中のデータを削除してしまうなどの操作ミスを起こしてしまった場合、データベース自体の時間を巻き戻す「フラッシュバック」機能によって、数十分程度で業務を復旧することができる。さらに、大規模災害時の故障に対しては、Oracle Data Guardの機能を用いて、本番機とは別の場所にスタンバイサイトを構築し、災害が起きたときにフェイルオーバー(切り替え)することで、業務を継続することが可能だ」という。
ブロック破損対策を少ない投資で行うデータ保護ソリューション
ブロック破損対策として片山氏が示したのが、Oracle 11g R2 Data Guardに追加された新機能「自動プロック修復」だ。
「自動ブロック修復機能は、エラーを検知した後にスタンバイサイト側に修復用の正しいブロックを要求し、転送する。そのブロックを使って破損したブロックを修復し、正しいSQLの結果を返す。この一連の修復の動きをOracleは自動で行う。SQL自体は失敗しないため、ユーザはエラーを知らずに利用することが可能になった」と片山氏は語った。
また、投資コストの低減対策についてもVirtageを用いてスタンバイサイトのサーバを集約することで対応することが可能だという。「Virtageによりスタンバイサイトを集約したモデルで検証を行った結果、サーバ集約による性能影響がないことを確認した」と片山氏はいう。
片山氏は「これによりライセンスやサーバのコストを低減させることができる。コストを抑えつつ効果的なブロック破損対策が可能となった」として、Oracle DatabaseとVirtageを組み合わせることで、基幹システムに求められる要件を満たす障害や災害に強い基幹システムが実現できることを強調した。

