朝日インタラクティブは5月27日、情報共有の効率化やワークスタイル変革をテーマにセミナーを開催した。マクニカネットワークス ネットワーク第2事業部 プロダクト第1営業部 ストラテジックマーケティング室 マネージャーの米満慎悟氏は、「クラウド・モバイル化がもたらす新しいファイル共有の在り方とは?」と題し登壇。多くの企業でのファイル共有の業務の実例を振り返りながら、新しい環境がもたらす業務の変化とそのメリットについて解説した。
マクニカネットワークス 米満慎悟氏 (ネットワーク第2事業部 プロダクト第1営業部 ストラテジックマーケティング室 マネージャー)
米満氏はまず、「企業はクラウドを巡り、ジレンマを抱えている。そこにあるのはセキュリティの問題」と呼びかけた。
クラウド導入を期して、取り組むべきことは何か。米満氏は「企業は、自社でどんなサービスを使っているか。何らかのリスクがあるのか。クラウドサービスが伴うリスクを正しく評価し、高リスクのサービスを回避し、低リスクのサービスを見極める」といった行動が重要になるとする。
米満氏は「米Boxが展開している、ファイル共有とコラボレーションのためのクラウドサービス「Box」が、これらの課題への対処に適している」と話す。「ITが、システム中心の形態から、ユーザー中心へと変わっていくなか、新たな、コンテンツプラットフォームが必要になる。Boxは、ファイル共有の在り方を変革できる」(米満氏)のだという。
講演資料より。企業が抱えるジレンマ
講演資料より。今後取り組むべきポイント
米満氏は、boxを推奨できる理由として、5つの項目を挙げた。
(2)コンテンツ共有・同期の機能が重点化され、ファイル検索機能が充実しており、データ更新は常時、同期される。
(3)コンテンツコラボレーションの機能。社内外に渡った協業が容易にでき、遠隔地から、資料、議事録などを同時編集が可能。
(4)モバイルに最適。スマートデバイスからも利用できるほか、オンフライで作業後、クラウドで同期。120種類以上のファイルをプレビューで閲覧することが可能。
(5)企業セキュリティ。7か所に分散配置されたデータセンタを用いて構築され、内部統制の有効性を評価する保証基準SSAE16 SOC-1 Type IIに準拠している。7種類のアクセス権限が設定でき、多数のログ機能を備え、「フォルダ/ファイルの内容の閲覧」、「ダウンロード」などの履歴、統計情報を閲覧可能。
最後に米満氏は「今後も、ユーザーの利便性と、企業ITガバナンスを両立させたソリューションを提案していきたい」と述べ、サービス選定には、コンプライアンスに重点を置く視点が要点だと述べ、講演を終えた。