オプティムの「OPTiM Cafe」はスマートフォンやタブレット、PC間で簡単に画面共有・資料共有・コラボレーションが行えるサービスだ。
シンプルな機能に絞っていながら、iOSを始めとする各OSへの対応や利用コストの安さ、画面を見る側に登録やインストールの手間がかからないといった手軽さが特徴になっている。
多くのケースで、これ以外はベストマッチするものがない、"替えの効かない"サービスになるだろう。
話し相手や電話相手に、自分のPCやスマートフォンの画面を見せることが出来たら、もっとスムーズに会話が進むのに…そうした思いを抱いた経験は多くの人にあるはずだ。
OPTiM Cafeは、そうした問題を解消するとてもシンプルな画面共有サービスだ。自分が使っているPCやスマートフォンの画面を、他の人と共有することができる。
画面を"見せたい"側のユーザーは専用のアプリケーションのインストールが必要になるが、画面を"見たい"側のユーザーにはアプリケーションのインストールや登録などの事前準備が一切必要ない。画面共有の操作はとても簡単で、手順もほとんどない。
画面を見せたいユーザーが、画面共有を開始し、見る側のユーザーに6桁の番号を知らせる。見る側のユーザーはブラウザのアドレス欄に「goto.cafe」と入力し、表示された画面の空欄に6桁の番号を打ち込めば、ブラウザに相手の画面が共有される。
オプティムはコールセンター等が遠隔からのサポートを行う際に使うシステムの開発などで実績があるベンダーだ。リモートサポートのシステムは携帯大手各社が利用するなど、デファクトとも言える存在になっている。同システムは、キャリアやメーカーが顧客のPCやスマートフォンを遠隔から直接操作するといった使い方をするため、通信やセキュリティなどの技術が重要になる。オプティムはそれらについての特許を複数持っており、その技術はOPTiM Cafeにも応用されている。
iOSにも対応
ビジネスユニットⅠ
ディレクター
谷口 玄太 氏
画面共有機能を持つサービスにおいて、画面を見たい側にインストールや登録などの手間が発生しないものは非常に稀だ。さらに珍しいのが、iOSを搭載したスマートフォンやタブレットの画面も共有できる点だ。
同社ビジネスユニットⅠの谷口玄太ディレクターは「アップル社の制限が厳しく、iOSをホストに画面共有する機能を持つサービスはとても少ないです」と語る。
もちろんAndroidやWindows、Mac OSも対応している。
ビジネスユニットⅠ
マネージャー
岩田 賢子 氏
無料版が提供されていることも目を引く特徴の一つ。
無料版は1回の接続時間が15分(有料版は無制限)、画面共有できるユーザーが5人まで(有料版は20人まで)と制限はあるが、再接続すれば何度でも使うことができる。有料版は月額980円で、接続時間は無制限だ。
同社ビジネスユニットⅠの岩田賢子マネージャーは「ビジネスなどで頻繁に使う方には有料版をお薦めしますが、家族や友達と使うなどパーソナルな用途の場合は、無料版でも十分にその便利さを実感していただけると思います。とにかくまずは使ってみていただければ」と語る。