企画広告

ビッグデータの活用基盤は、 インメモリ機能とクラウド連携がカギに - (page 3)

ZDNET Japan Ad Special

2014-05-08 13:00

 また、西内氏は「採用されるアクションは、決定に関わる人の中で、もっとも統計リテラシーが低い人のレベルに依存してしまう」としたうえで、効果的なアクションを起こすためには、社内全体の統計リテラシーをボトムアップする必要があると主張する。

 「高価な分析ツールを一部の社員に与えて、結果として有効活用できていない、というケースがよくある。それよりも、半日で良いので全社員にリサーチのレクチャーを受けさせ、ExcelやPower BIといった平易なツールを与えて自分の業務を分析させるのが業務改善には効果的だ。戦後の日本では、生産現場の人間が問題を分析し、品質を向上させて生産性を上げてきた。今はもっと良いツールがあるのだから、それを使って国際競争力を高めていただきたい」(西内氏)

すぐに利用できるビッグデータ活用ソリューションをデモで紹介

 イベントの最後を締めくくるセッションは、日本マイクロソフトのサーバープラットフォームビジネス本部業務執行役員本部長の佐藤久氏による「本気で始めるクラウド&ビッグデータ活用」。

 佐藤氏は、「社外・社内で発生する膨大なデータを格納するプラットフォームがSQL Server。そこに入っているデータを再利用すると何ができるのか。マイクロソフトは、Office 365、Excel、Power BIといった直感的なUIでデータを可視化し、分析できるツールを用意している。これらを使えば、現場の担当者が自身の知見に基づいてデータを活用することができる」と述べたうえで、マイクロソフトのパートナー企業から提供されている、クラウド(Microsoft Azure)やSQL Serverを基盤とする4つのビッグデータ活用ソリューションを紹介した。


日本マイクロソフト株式会社
サーバープラットフォームビジネス本部
業務執行役員 本部長
佐藤 久氏

 最初に紹介されたのは、株式会社Agoopの「流動人口DB」ソリューションだ。これは、スマートフォンから収集された月に10億件のGPSデータから、人がどのように行動しているのかを分析するサービス。このサービスを利用すると、ExcelとPower BIの画面から分析することが可能だ。デモでは、Power BIのPower Map機能を使ってデータを地図上にマッピングし、人口密度をヒートマップで表示したり、特定の場所の人の流れをアニメーションで可視化したりするといった分析が手軽に行えることが示された。

 「一昔前は高額なGISのシステムを導入して知識のある人間が使わないとこうしたことはできなかったが、今はExcelとPower BI、そしてデータさえあればだれでもGIS的な分析を行うことができる」(佐藤氏)

※クリックすると拡大画像が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]