ビッグデータの活用基盤は、 インメモリ機能とクラウド連携がカギに - (page 4)

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2014-05-08 13:00

[PR]日本マイクロソフトは4月18日、「SQL Server 2014発売記念フォーラム」を東京・品川の品川インターシティホールにて開催した。ここでは基調講演のあとで行われた3つのセッションを紹介しつつ、SQL Server 2014の意義について考察してみたい。

 次に紹介されたのは、株式会社ビデオリサーチインタラクティブが提供する「SmartPhone Contents Report」というサービスだ。このサービスは、スマートフォンアプリの利用状況を利用者の属性とともに提供するもの。Power BIのPower View機能で作成したダッシュボードから、どんなアプリが使われているのかを、年代別・性別・時間帯別・アプリのカテゴリ別といった切り口で、分析することが可能だ。例えばショッピングサイトの利用状況では、楽天市場は女性の利用者がやや多いが、ヤフオクは圧倒的に男性のほうが多いといったことが手軽に調べられる様子が実演された。

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 3つ目に紹介されたのは、株式会社ジー・サーチの「ソーシャルメディア分析サービスGARNET」。その名のとおり、FacebookやTwitterといったSNSのログ分析を提供するサービスだ。

 デモでは、3つの競合製品に関するツイートが、地域別や時間帯別でどのように分布しているか、リツイートのされ方に違いがあるかどうかを比較分析する様子が示された。 「商品開発でグループインタビューをしたり、アンケート調査を行ったりするとコストも時間もかかるが、今はインターネットにつながっているデバイスが人のすぐ側にある時代になり、今の気分や感情といった情報がネットに蓄積されるようになった。こうしたネット上の情報は商品開発にとても有用だ」(佐藤氏)

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 最後に紹介されたサービスは、株式会社マイスターの生産情報の見える化ソリューションだ。先の3つは社外のデータに基づくサービスだが、こちらは社内のデータを可視化するのが目的のソリューションであり、SQL Serverに蓄積された情報を図形描画ツールの「Microsoft Visio」で可視化するというものである。

 例えば、製品の生産工程を示したフローチャートに、SQL Serverの格納された生産情報をリアルタイムでマッピングすれば、手軽に工程監視システムを作成することが可能だ。また、工場内の電力使用量を工場のフロアマップにマッピングしてモニタリングするといった利用例も紹介された。

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 以上のように、本セッションでは、ExcelやPower BI、Visioで容易にデータ分析が行えることが示され、マイクロソフトが目指す「ビッグデータの民主化」がどのようなものかが端的に表現されていた。

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