帳票/レポート作成にまつわるイライラの解消へ
クラウドサービスを用いて日々の業務をこなす中で、クラウドに蓄積されたデータを使って、顧客や経営サイドに対する報告書や提案書、受発注書、案内状などを作成したいといったニーズが生じることがあるだろう。そんなとき、なかなか思うようなアウトプットが得られず、イライラを募らせたことはないだろうか。
例えば、思ったとおりの位置にデータやグラフが配置できない、「可変型」の帳票が作れない、表現力の高いフォントが使えない、出力したい情報をうまく体裁を整えてページを出力できない、複数の請求書の一括印刷ができない、顧客の宛名をリスト化してもラベル印刷に苦労する、といった具合である。
いうまでもなく、帳票類は、ビジネスを回すうえで必要不可欠なドキュメントだ。ただし、その設計・作成自体は、収益に直結した仕事ではなく、それにかける時間は短くするに越したことはない。にもかかわらず、帳票の作成に必要以上の時間を要するのでは、生産性アップのためのクラウドサービスを採用した意義も薄れることになる。
そうした、クラウド環境での帳票設計・出力にまつわる多くの課題を一挙に解決してくれるサービスが、サイボウズのクラウドサービス「kintone」向けに提供されている。それが、ウイングアーク1stの「SVF Cloud for kintone」だ。
難しいを簡単にするには?
SVF Cloud for kintoneは、ウイングアーク1stの帳票システム「SVF(Super Visual Formade)」をベースにしたクラウドサービスだ。SVFは、今年(2015年)で「販売20周年」を迎える帳票システムであり、ユーザー企業数はすでに1万8,000社に及び、国内ナンバーワンの導入実績を誇る。この帳票システムの大きな特徴は、「ビジネスで利用されるあらゆるタイプの帳票が容易に設計・作成できること」と、「出力先・出力形態の自由度が極めて高いこと」にある。
例えば、SVFでは、帳票の出力先として、レーザープリンタやドットプリンタ、ラベルプリンタなどが自由に選択できるほか、Excel形式やWord形式、PDF形式での出力にも対応している。しかも、SVFには、多種多様なプリンタメーカーのネーティブコマンドに対応する独自開発の専用ドライバが組み込まれており、プリンタや出力方式の違いを問わない高速印刷を実現している。

ウイングアーク1st株式会社
営業本部 クラウド営業統括部
統括部長 森脇 匡紀氏
「SVFの20年の歴史の中で、我々は、"難しいことを、やさしく提供すること"にこだわり続けてきました。あらゆるプリンタ・コマンドに対応したドライバを独自に実装し、『プリンタの機種によらない印刷出力』を実現してきたのはその一例で、ユーザビリティを高めるために、ここまで徹底して物事に当たる帳票ベンダーは他に例を見ません。SVF Cloud for kintoneにも、そんな当社のこだわりとDNAが息づいています。kintoneを利用するすべてのユーザーに、SVFをもっと便利に快適に使っていただきたい―。そんな想いが凝縮されているのです」と、ウイングアーク1stのクラウド営業統括部長、森脇匡紀氏は語る。