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ロンドン、うつ病に対する闘いへの世界会議を開催
ロンドン、2014年11月26日/PRニュースワイヤー/ --
グローバルリーダーら、エコノミスト・イベント(The Economist Events)の「うつ病による世界的危機」会議で、変化に向け協力
本日、グローバルリーダー、政策決定者、業界専門家、研究者らが、うつ病に苦しむ3億5000万人を救うのにさらなる活動を行うため、世界中の国々から招集されました[1]。「The Global Crisis of Depression: The Low of the 21st Century?(うつ病による世界的危機:21世紀のどん底)」会議で会合する、コフィー・アナン前国際連合事務総長、イギリスケアとサポート国務大臣ノーマン・ラム議員とニック・ヘケロップ(Nick Haekkerup) デンマーク保健相を含む参加者らは、医療システム、ビジネス、一般社会の人々は、うつ病に立ち向かうために協力する必要があることを強調しました。
コフィー・アナン氏は各国の代表に向けて次のように語りました。「うつ病には、さまざまな影響と側面があります。危険なのは、これによって一貫性のある効果的な対応が難しくなるということです。私たちは、できる限り幅広い協力関係を築いて、これらの課題を乗り越えるのに効果的な資源を活用する必要があります。私はこの課題を決して軽く見てはいません。しかし私は、最も困難な状況においても進歩が実現できるということを、この目で見てきました。私たちには、うつ病へ取り組むための知恵があります。今必要なのは、世界中の何億もの人々の生活を、この知恵によって変えるために必要な、意志と資源を見出すことです。」
「本日の会議により、参加者らがうつ病の重大な影響と、それが引き起こす社会、経済への結果をさらに理解してくれたことを願います。私たちは、政府やビジネスがうつ病の影響に対応するため実施する対策を調査し、この問題に対処する最良の実施策を考察しました。」と英国国立医療技術評価機構の会長、デイビッド・ハスラム博士は言います。「しかしながら、すべきことは大変多くあります。今こそ、うつ病に苦しむ患者の生活の質全体を改善し、うつ病による経済影響が最小限化するという未来に向かい前進するときです。」
うつ病は現在、世界的に、障害の主因となっています[2]。ヨーロッパでは、若年死亡率[3]の7%以上を占め、現在、ヨーロッパ政府に対しかかる費用は年間920億ユーロとなっています [4] 。
就業年齢の国民の4分の1以上がうつ病[5]を含む精神疾患の一種にかかったことがあると推定され、経済的生産性と社会福祉に重圧を与えています。また、個人、社会的負担費用は非常に大きくなっており、この中には、個人や雇用主に対するさらに高額な医療費用、家族介護者の負担、そして患者自身の深刻な合併症が含まれます[4][6]。
「うつ病は非常に深刻な疾患になり得ます。私は、うつ病に冒された人々が誰でも必要なサポートを得られるよう保証することを決意しています。私たちは、前進しています―英国は、トークセラピーへのアクセスを向上したことにおける世界のリーダーであり、精神保健医療を一変する画期的な計画を有しています。タイム・トゥ・チェンジ(Time to Change)にサインアップすることにより、差別と戦うためFTSE企業全100社に訴えかけてきました。」と英国介護・支援担当国務相、ノーマン・ラム議員は言います。「しかしながら、政府やその他大勢には、いまだすべきことが多く残っています。保険事業、研究者、学校、特に雇用者らは全員、うつ病を抱える人々が受けるに足るサポートを保証するという重要な役割を担っています。」
コミュニケーター、作家、戦略家で、タイム・トゥ・チェンジ・キャンペーンのアンバサダーでもあるアラステア・キャンベル氏が、自身のうつ病経験について公の場で話しました。彼は言います:「今日生きている人の中で、うつ病を抱える人を知らない人はいませんが、うつ病はいまだに不名誉でタブーであるというレッテルを貼られており、多くの地域ではいまだ、病気の一種であると考えることさえ不本意なのです。うつ病は最悪の病のひとつであり、政府は、精神的健康に対し、身体的健康と同等の優先度を与える必要があります。労働人口に影響を及ぼすことを考えると、この件に関して政府とビジネスは協働すべきです。エコノミスト(The Economist)がうつ病に優先して注目しているという事実を喜んで受け止め、他の人々もそれに続くことを願っています。」
「OECDが理解したこととして、うつ病のような精神障害はOECD諸国のGDP4%のコストがかかり、失業している可能性は2倍、もしくは3倍にもなり得、教育の中退率が増加し、身体的健康問題の治療を妨げます。効果のある治療と介入をしっかりと開始するために、手段を講じなければなりません」とOECDのフランチェスカ・コロンボ保険部長は言います。「うつ病が多くの株主に認識されることが非常に重要な一方で、今日の討論で、まだまだやるべきことがたくさん残っていることが証明されました。うつ病を深刻な公衆衛生問題として扱い、治療を行う大切さを高め、結果全体を改善することを保証するよう全員のコミットメントを確かなものにするため、全関係者らが協力することが不可欠です。」
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「うつ病による世界的危機」会議は、エコノミスト・イベント(The Economist Events)により開催され、製薬会社ルンドベック(Lundbeck)がスポンサーとなっています。
ツイッター #depressionsummit または@EconomistEventsで、討論にご参加ください。
エコノミスト・イベント(The Economist Events)について
エコノミスト・イベントは戦略的問題について深い知識を求める上級管理者に対する国際フォーラムの有力プロバイダーです。これらの会議は世界中で開催される業界会議、マネジメント行事、政府円卓会議などがあります。エコノミスト・イベントはザ・エコノミスト・グループ(The Economist Group)の一部であり、162年の歴史とエクセレンスと独立性で比類ない評判を得ている有名ブランドです。エコノミスト・イベントが組織する会議はそれぞれ極めて高水準のフォーラムであり、上級経営者は知識を取得、意見を交わし、戦略を比較裁量することができます。詳細は (リンク ») をご参照ください。
参考文献
・ European Pact for Mental Health and Well-being(欧州のメンタルヘルスと福利に関する綱領)、2008; J. OlesenおよびEur J 神経学。 2012; 19:155-162
1. 世界保健機関。Depression Factsheet(うつ病ファクトシート)。以下で入手可能: (リンク »)
2. 欧州委員会。 Actions against depression. Improving mental and well-being by combating the adverse health, social and economic consequences of depression(うつ病への対策。うつ病の健康への有害、社会的、経済的影響との闘いによるメンタルと福利の向上)2004。以下で入手可能: (リンク »)
3. J. Olesen、およびEur J 神経学。2012; 19: 155-162
4. メンタルヘルス・ファンデーション。メンタルヘルス分析。以下で入手可能: (リンク »)
5. Evans-Lacko S、Knapp M。Importance of Social and Cultural Factors for Attitudes, Disclosure and Time off Work for Depression: Findings from a Seven Country European Study on Depression in the Workplace(うつ病のための態度、告知、仕事からの休息に対する社会的、文化的要因の重要性:職場でのうつ病に関するヨーロッパ7カ国の研究による所見)。PLOS One。DOI: 10.1371/journal.pone.0091053
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情報源:エコノミスト・イベント(The Economist Events)
(日本語リリース:クライアント提供)
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