Solid Edge ST9、迅速で柔軟な導入を可能にする新しいクラウド機能を提供

シーメンスPLMソフトウェア

2016-06-13 15:00

- クラウド対応のボールト機能を搭載し、場所を選ばずに設計データと環境設定にアクセスが可能に - スケーラブルなデータ管理とレガシー・データの迅速な移行を実現
シーメンスのメインストリームCADソフトウェアであるSolid Edge(R)の最新バージョン、Solid Edge ST9は、クラウドライセンスを採用し、Solid Edgeのすべての機能に簡単かつ柔軟にアクセスできるほか、ユーザーごとの環境設定のクラウド化、コラボレーション・ツールの実装を特徴としています。またITサポート不要の新しい組込みデータ管理機能により、ユーザーはCADモデルにインデックスを簡単に付与できるだけでなく、さらには、新しい移行ツールにより、ほとんどすべてのCADシステムのレガシー・データを迅速に移行することができます。より包括的なデータ管理機能を必要とする場合は、世界で最も広く利用されているデジタル製品ライフサイクル管理ソフトウェアであるシーメンスのTeamcenter(R)ポートフォリオに簡単にアップグレードすることもできます。Solid Edge ST9はTeamcenterとの統合を大幅に強化し、重要なデータ管理タスクの遂行をより簡素化します。

新しいクラウド機能は、より迅速で柔軟な導入オプションを提供し、ユーザーのアクセスとリモートによる設計チーム間のコラボレーションを向上させます。ライセンスとユーザー環境設定はクラウド上で管理することができるため、時間と場所を選ばずにそれぞれのパーソナル環境にアクセスすることができます。また、Solid Edge ST9には、クラウド対応のボールト機能によるデータ・ストレージ・オプションが追加されているため、DropboxやOneDrive(R)ソフトウェア、Google Drive(TM)オンライン・ストレージ・サービス、Boxなどの一般的なソフトウェアを使用し、外部のサプライヤーや顧客と管理環境下で設計データを保管し共有することができます。これにより、オンラインで効率的に作業を進めることも、またいつでもオフラインに設定してローカルで作業を進めることもできます。

Hall DesignsのオーナーであるCraig Hall氏は、「どこにいても、設計プロジェクトにすぐにアクセスできる柔軟性が私たちのビジネスには必要です。Solid Edgeのライセンスとユーザー環境設定にクラウドベースでアクセスできれば、ワークステーションから離れて、リモートでタブレットを使って作業できるようになり、かなりの時間の節約になります」と述べています。

シーメンスPLMソフトウェアのメインストリーム・エンジニアリング・ソフトウェア担当
シニア・バイスプレジデントのJohn Millerは、「Solid Edgeの導入がかつてないほど迅速かつ簡単に行えるようになりました。しかし、Solid Edge ST9は業界で最も柔軟なライセンス・オプションを提供し、さらに、新しいクラウド対応オプションも提供しているため、導入が簡単なソフトウェアの提供を目指す当社の取組みを大きく前進させるものとなりました。
お客様はソフトウェアの購入、導入、コラボレーションの方法を自由に選ぶことができます」と述べています。

新しく実装されたデータ管理機能は、ファイルやプロパティを瞬時に検索し、影響分析の実行も可能にして、増え続けるCADデータの管理を容易にします。データの維持管理にデータベース・ソフトウェアをインストールすることもなく、データーベース・テーブルもありません。また、新しいデザインマネージャー・ユーティリティーは迅速で簡単なリビジョン管理とリリース管理を可能にするほか、データの編成と整合性を大幅に改善、そして、日々のデータ管理タスクの遂行を高速化します。

Teamcenterとの統合強化には、データ管理タスクへの統合型アクセスのための新しいリボンの追加やActive Workspace用の新しい埋め込みウィンドウの実装などがあります。リボンは、設計者による使用場所検索の迅速な実行、Teamcenterワークフローの開始、プロパティ情報の簡単な表示と編集、データの同期化の確認などに有用です。この機能は新しいユーザーの学習曲線を加速させ、既存ユーザーの一貫したタスクの遂行を加速させます。また、情報への瞬時のアクセスを可能にする直感的で豊富なビジュアルによるパーソナライズ環境のActive Workspaceは、シンプル・テキストによるフィルター検索機能を提供し、設計者が必要とするデータにアクセスし、検索された部品データをSolid Edgeにドラッグして編集したり、アセンブリに配置したりすることができます。

新しい移行ツールは、既存のCADデータ・インポート・ツールセットをベースにしています。例えば、SolidWorks(R)ソフトウェアのモデルと図面の連想性もSolid Edgeに移行することができます。さらにSolid Edge 2DからAutoCAD(R)ソフトウェアへの堅牢なエクスポート・ツールは、Solid Edgeの作図要素をAutoCADにシームレスにマッピングすることができます。またSolid Edge ST9は、新しくリリースされたシーメンスのCatchbook(TM)ソフトウェアで作成された2D図面にも簡単にアクセスできるため、スケッチから3Dモデルやプロフェッショナルなエンジニアリング図面を迅速に作成できます。

Solid Edge ST9は今年の夏のリリースを予定しています。詳細については、
www.siemens.com/plm/ST9 をご覧ください。

シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)とMOM(製造オペレーション管理)のソフトウェア、システムおよび関連サービスにおいて世界をリードするグローバル・プロバイダーです。これまで世界140,000社以上のお客さまにサービスを提供し、1,500万ライセンス以上のソフトウェアの販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを本拠地とし、数多くのお客様と協働して各種産業向けソフトウェア・ソリューションを提供しています。これによりお客様がイノベーションを実現し、世界中で競争優位性を常に確保できるよう支援しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は
www.siemens.com/plm にてご覧いただけます。

シーメンスAG について
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、165年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界200カ国以上で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。2015年9月30日を期末とする2015年度における売上は756億ユーロ、営業利益は74億ユーロでした。2015年9月末現在の全世界の社員数は348,000人です。
シーメンスに関する詳細は www.siemens.com にてご覧いただけます。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。Solid Edge、CatchbookおよびTeamcenterは、米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。OneDriveはMicrosoft Corporationの商標または登録商標です。Google DriveはGoogle Inc.の商標です。SolidWorksはDassault Syst?mes SolidWorks Corporationの登録商標です。AutoCADは、米国およびその他の国におけるAutodes, Inc.またはその子会社あるいは関連会社の登録商標または商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。
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