ヤマハ発動機の取締役上席執行役員技術本部長兼PF車両ユニット長 島本誠氏は、「主力製品である二輪車開発の生産性向上はわが社に大きな意味を持ちます。シーメンスのソフトウェアを活用することで、品質向上、開発時間短縮、工数削減の実現とともに、設計者がイノベーション創出により多くの時間を投入することが可能になるでしょう。高い経営効率、商品競争力という事業目標の実現をシーメンスPLMソフトウェアとの協業が後押ししてくれるものと期待しています」と述べています。
ヤマハ発動機はNXとTeamcenterをグローバルな二輪車開発全般に展開し、完全統合型の3D製品開発プロセスと、3D マスターデータの効率的な統合管理環境を構築していきます。デジタル設計とエンジニアリング解析に活用されるNXは、設計業務の効率化とコラボレーションを促進し、市場投入期間の短縮とイノベーション・サイクルの迅速化を実現します。製品開発プロセスにわたるデジタル・スレッドとしてTeamcenterを利用することで、ヤマハ発動機のグローバルなチームは最新製品データを単一の情報源として業務を行うことができます。シーメンス主導でPLM導入のベストプラクティスであるAdvantedgeサービスを利用することで、ヤマハ発動機は大規模展開としては非常に短い期間適用を開始できました。そして将来的にはこの基盤の上に設計と製造技術を連携したデジタルプロセスを確立して、設計から生産分野までの全プロセスにわたるデジタル・エンタープライズを実現することも可能になります。
シーメンスPLMソフトウェアの日本のカントリー・マネージャーの堀田邦彦は、「製造業を取り巻く環境が大きく変化する昨今、デジタライゼーションが継続的なビジネス変革を可能にし、イノベーションを実現できるものと考えます。弊社はバリューチェーン全体を通じてソリューションを提供しお客様のデジタル・エンタープライズへの変革を支援しております。このたびヤマハ発動機様が全社的なデジタル化戦略の推進に、シーメンスのPLMソフトウェアの採用を決断されたことを大変誇りに思います」と述べています。
シーメンスPLMソフトウェアについて
シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンスデジタルファクトリー事業本部のビジネスユニットで、製造業がイノベーションを実現するための新しい機会を創造して産業のデジタル変革を牽引するソフトウェア・ソリューションを提供して世界をリードするグローバル・プロバイダーです。米国テキサス州プラノを本拠地とし、これまで世界140,000社以上のお客さまにサービスを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアは、あらゆる規模のお客様と協働して、アイデアの実現方法、製品の実現方法、稼働中の製品や設備資産の有効活用と状況把握の方法を変革できるよう支援しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は www.siemens.com/plm にてご覧いただけます。
シーメンスAG について
シーメンスAG(本社:ベルリンおよびミュンヘン)は、165年以上もの間、卓越したエンジニアリングとイノベーション、品質と信頼性、そして国際性を象徴するグローバルなテクノロジー企業であり続けています。電化、自動化、デジタル化の分野を中心に世界200カ国以上で事業を展開しています。シーメンスはエネルギー効率に優れた省資源技術を世界でもっとも多く提供している企業のひとつであり、海洋風力発電の建造では世界一、コンバインドサイクル発電では主要サプライヤー、送電ソリューションでは大手プロバイダー、そしてインフラストラクチャー・ソリューションならびに産業向け自動化ソリューションとソフトウェア・ソリューションのパイオニアです。さらにシーメンスは、コンピューター断層撮影や磁気共鳴画像診断システムなどの医用画像診断装置の大手サプライヤーでもあり、また臨床診断および臨床情報技術のリーダーでもあります。2016年9月30日を期末とする2016年度における売上は796億ユーロ、営業利益は56億ユーロでした。2016年9月末現在の全世界の社員数は351,000人です。シーメンスに関する詳細はwww.siemens.comにてご覧いただけます。
注意:SiemensおよびSiemensのロゴはSiemens AGの登録商標です。NXおよびTeamcenterは、米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。
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