2019年 「サーバ更新の方針や課題」と「ハイパーコンバージドインフラ導入意向」の関係

ノークリサーチは中堅・中小企業における「サーバ更新の方針や課題」と「ハイパーコンバージドインフラ導入意向」の関係を調査・分析し、その結果を発表した。

株式会社ノークリサーチ 2019年03月12日

<HCI市場の更なる拡大には「サーバ仮想化を実現する手段」に留まらない新たな訴求策が不可欠> ■「オンプレミスありき」ではなく、クラウド移行を検討する企業もHCIの顧客候補と考えるべき ■HCI導入意向には「サーバ更新における課題」や「今後導入したいサーバ形態」も影響する ■フォロワー層では業務アプリケーションやOSも含めたサーバ更新における課題解決を期待

PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2019年3月12日

2019年 「サーバ更新の方針や課題」と「ハイパーコンバージドインフラ導入意向」の関係

調査設計/分析/執筆: 岩上由高

ノークリサーチ(本社〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705:代表:伊嶋謙ニ TEL:03-5244-6691URL:http//www.norkresearch.co.jp)は中堅・中小企業における「サーバ更新の方針や課題」と「ハイパーコンバージドインフラ導入意向」の関係を調査・分析し、その結果を発表した。本リリースは「2019年サーバ更新における方針/課題とHCI導入意向の関連分析レポート」のサンプル/ダイジェストである。

<HCI市場の更なる拡大には「サーバ仮想化を実現する手段」に留まらない新たな訴求策が不可欠>
■「オンプレミスありき」ではなく、クラウド移行を検討する企業もHCIの顧客候補と考えるべき
■HCI導入意向には「サーバ更新における課題」や「今後導入したいサーバ形態」も影響する
■フォロワー層では業務アプリケーションやOSも含めたサーバ更新における課題解決を期待


対象社数: 608社(有効回答件数)
対象年商: 5億円未満 / 5~50億円 / 50~100億円 / 100~300億円 / 300~500億円
対象業種: 組立製造業 / 加工製造業 / 建設業 / 卸売業 / 小売業 / 運輸業 / IT関連サービス業 / 一般サービス業 / その他
対象地域: 北海道地方 / 東北地方 / 関東地方 / 北陸地方 / 中部地方 / 近畿地方 / 中国地方 / 四国地方 / 九州・沖縄地方
対象職責: 企業の経営に関わるまたはITの導入/選定/運用作業を担う職責

■「オンプレミスありき」ではなく、クラウド移行を検討する企業もHCIの顧客候補と考えるべき
HCI(ハイパーコンバージドインフラ)は大企業のみならず、中堅・中小企業においてもDX時代を担うサーバ基盤として引き続き注目を集めている。HCI市場をさらに拡大していくためには、
1.クラウドを検討しているユーザ企業にとっても選択肢となり得るのか?
2.サーバ仮想化に限らないサーバ関連の課題に対する解決策となるか?
3.垂直統合サーバなど、他のサーバ形態を代替する役割も担っていくのか?
といった今後の展開を適切に見極める必要がある。例えば、HCIを単に「SANと比べて安価なオンプレミスのサーバ仮想化の手段」としてアピールするのか、「クラウドと同レベルの伸縮性をユーザ企業が自ら管理できる環境下に構築できる手段」としてアピールするのか?によって、HCI市場がもたらす成果は大きく変わってくる。
ノークリサーチでは「2018年版 中堅・中小企業におけるサーバ/ストレージ活用の実態/予測レポート」において、HCIの導入率、ベンダシェア、導入における重視事項や課題といった項目を年商、業種、地域などで集計/分析している。しかし、従来のクロス集計のみでは上記に述べた見極めを行うことは難しい。そこで、本リリースの元となる調査レポートではベイジアンネットワーク分析を用いて、「どのような企業を対象に、どのような内容でHCIを訴求すれば良いか?」に関する詳細な分析を行っている。
以下のグラフは上記の手法によって、今後のサーバ更新における方針がHCI導入意向に与える影響を分析したものだ。今後のサーバ更新において既存ベンダのオンプレミス形態を選ぶ企業だけでなく、新たにクラウド形態を選ぶ企業にとってもHCIは有力な選択肢となっていることがわかる。つまり、1.に対する答えは「YES」であり、HCIを訴求する際には「オンプレミスありき」ではない広い視点が重要となってくる。次頁以降ではこうした分析結果の一部をサンプル/ダイジェストとして紹介している。


■HCI導入意向には「サーバ更新における課題」や「今後導入したいサーバ形態」も影響する
ノークリサーチでは発展的な分析手法を活用した調査サービス「カスタムリサーチ・プラス」の中で、ベイジアンネットワークを分析手法の一つとして採用している。(分析例は右記を参照: (リンク ») )
下図は「HCIの活用状況」と「サーバ更新における今後の方針」の関係を分析したベイジアンネットワークの一部を示している。
「サーバ更新における今後の方針」としてはオンプレミスとクラウドのどちらか?現在のベンダを継続するか/変更するか?の2つの観点を組み合わせた2 × 2 = 4通りに「現時点では判断できない」を加えた5つの選択肢がベイジアンネットワーク上ではS241~S245の5つのノードに対応している。ノードH1はHCIの導入状況に対応し、「既に導入済み」から「現時点では判断できないの5つの状態を取る。ここでは下図の詳しい説明は割愛するが、ノード間の矢印は必ずしもHCIの導入を促進する関係を表すものだけでない点に注意する必要がある。例えばS245→H1は「サーバ更新における今後の方針として、現時点では判断できないと考える企業ではHCIの導入意向が低くなっている」ことを表している。)
設問間のクロス集計だけでは、クラウドか?オンプレミスか?の様々な選択肢とHCI活用状況の関連性を包括的に把握することが難しい。そこでベイジアンネットワークを用いることで様々な選択肢の関連性を俯瞰し、企業が今後のサーバ更新として「クラウド形態へ移行し、既存ベンダと異なるサービスを採用する」を選んだ場合、HCI活用状況がどうなるか?などを定量的に知ることができる。その結果を示したものが前頁のグラフということになる。
本リリースの元となる調査レポートでは以下に例示したように「サーバ更新における課題」、「今後、導入したいと考えるサーバの機能や形態」、「HCI製品の選定において重視する事項」、「HCI製品の課題として考えられる事柄」といった観点とHCI活用状況との関連についてベイジアンネットワーク分析を適用し、どのような訴求が最も有効か?に関する分析を行っている。
<<サーバ更新における課題>>
・業務アプリケーションやミドルウェアの設定を移行する作業の負担が大きい
・サーバ仮想化やコンテナ仮想化の環境を移行する作業の負担が大きい
・サーバ更新を行うための計画を自社で上手く作成することができない
・クラウドへ移行したいが、移行計画を推進できる人材が社内にいない
以下省略(計9項目)
<<今後、導入したいと考えるサーバの機能や形態>>
・垂直統合サーバ
・クラウド基盤アプライアンス
・クラウド移行機能付きサーバ
・サーバレス/マイクロサービス
以下省略(計9項目)
<<HCI製品の選定において重視する事項>>
・サーバ仮想化で実績のあるHCI基盤ソフトウェアである
・サーバベンダ自らHCI基盤ソフトウェアを提供している
・HCI基盤ソフトウェアにハイパバイザも同梱されている
・サーバ仮想化の管理/運用ツールも同梱されている
・拡張性の高いストレージ機器としても利用できる
以下省略(計21項目)
<<HCI製品の課題として考えられる事柄>>
・通常のサーバ機器と比べて価格が高すぎる
・期待した性能を実現できない可能性がある
・ユーザ企業における導入実績がまだ少ない
・大規模なサーバ環境には適していない
・HCI基盤ソフトウェアの選択が難しい
・特定のサーバベンダへの依存度が高くなる
以下省略(計14項目)


■フォロワー層では業務アプリケーションやOSも含めたサーバ更新における課題解決を期待
さらに下図は「サーバ更新における課題」と「HCI活用状況」の関連を分析したベイジアンネットワークである。
このベイジアンネットワークを用いて、企業がサーバ更新においてどのような課題を抱えているか?をHCIの導入状況別に分析した結果の一部が以下のグラフである。(本リリースの元となる調査レポートでは、全ての課題項目に関する結果が含まれる)
HCIの活用状況について「既に導入済みである」から、「導入を計画/予定している」および「導入を検討している」に目を移すと、「サーバ仮想化やコンテナ仮想化の環境を移行する作業の負担が大きい」の割合は低くなる一方で、「業務アプリケーションやミドルウェアの設定を移行する作業の負担が大きい」や「最新のOSに変更するためには複数回のバージョンアップ作業が必要になる」の割合は高くなっている。したがって、今後はHCIの特徴である「シンプルかつ伸縮性のあるサーバ環境」に伴うユーザ企業の期待がサーバ/コンテナ仮想化だけでなく、業務アプリケーションやOSも含めたサーバ管理全般の負担軽減に拡大する可能性がある。業務アプリケーションやOSはHCIが担う役割とはレイヤが異なるが、今後HCI導入を進めていくフォロワー層を獲得する上では、「HCIを基盤とし、業務アプリケーションやOSも含めたサーバ更新課題を解決する包括的なソリューション」を提供することが有効な差別化要素になると考えられる。
また、「クラウドへ移行したいが、移行計画を推進できる人材が社内にいない」の割合はHCI活用状況に関係なく低い値である点にも注意が必要だ。本リリース冒頭ではクラウド移行を検討する企業もHCIの有望顧客であることを述べた。これは「クラウド移行を方針としている企業」の場合であって、「人材不足によってクラウド移行を推進できていない企業」とは異なる。このようにクラウドに関連付けたHCI導入提案では「クラウドに移行したいというニーズから展開する訴求策」と「クラウドに移行できないという課題から展開する訴求策」を区別する必要がある。本リリースの結果が示すように、前者は有効だが、後者はあまり効果が期待できないと考えられる。

本リリースの元となる調査レポート

『2019年サーバ更新における方針/課題とHCI導入意向の関連分析レポート』
ベイジアンネットワーク分析を活用して、「サーバ更新における方針や課題」と「HCIの活用状況」の関連を分析し、HCI導入提案を成功させるために必要な訴求策を提言

【分析対象データ】
対象社数: 608社(有効回答件数)
対象年商: 5億円未満 / 5~50億円 / 50~100億円 / 100~300億円 / 300~500億円
対象業種: 組立製造業 / 加工製造業 / 建設業 / 卸売業 / 小売業 / 運輸業 / IT関連サービス業 / 一般サービス業 / その他
対象地域: 北海道地方 / 東北地方 / 関東地方 / 北陸地方 / 中部地方 / 近畿地方 / 中国地方 / 四国地方 / 九州・沖縄地方
対象職責: 企業の経営に関わるまたはITの導入/選定/運用作業を担う職責
【分析サマリの概要】
第1章.本ドキュメントの構成
第2章.本調査レポートの背景
第3章.サーバ更新の方針とHCI導入意向の関連性
第4章.サーバ更新における課題とHCI導入意向の関連性
第5章.今後導入したいと考えるサーバの機能/形態とHCI導入意向の関連性
第6章.HCI製品の選定で重視する事項とHCI導入意向の関連性
第7章.HCI製品における課題とHCI導入意向の関連性
【価格】180,000円(税別)
【発刊日】2019年4月8日
上記の調査レポートは下記の関連調査レポートのデータに対して詳細分析を行った結果となっています。HCI活用状況、HCI製品の選定における重視事項、HCI製品における課題といった設問項目を年商、業種、地域、IT管理運用体制などの企業属性を軸として集計したデータは下記の関連調査レポートに収録されています。

関連調査レポート

『2018年版 中堅・中小企業におけるサーバ/ストレージ活用の実態/予測レポート』
クラウド普及やOSサポート終了をH/W拡販のチャンスに変える施策とは何か?
【レポートの概要と案内】 (リンク »)
【リリース(ダイジェスト)】
Windows Server 2008サポート終了に伴う中堅・中小企業の課題と対策
(リンク »)
中堅・中小企業におけるサーバ環境(オンプレミス&クラウド)の今後
(リンク »)
中堅・中小市場のサーバ環境(OS/形状/ベンダ)シェア動向
(リンク »)
ハイパーコンバージドインフラ(HCI)のシェアと活用実態
(リンク »)
中堅・中小企業におけるストレージ活用の最新動向と今後の展望
(リンク »)
【価格】180,000円(税別)
調査レポートのお申込み方法:
ホームページ( (リンク ») )から、またはinform@norkresearch.co.jp宛にメールにてご連絡ください


本データの無断引用・転載を禁じます。引用・転載をご希望の場合は下記をご参照の上、担当窓口にお問い合わせください。
引用・転載のポリシー: (リンク »)

当調査データに関するお問い合わせ
株式会社 ノークリサーチ 担当:岩上 由高
〒120-0034 東京都足立区千住1-4-1東京芸術センター1705
TEL 03-5244-6691 FAX 03-5244-6692
inform@norkresearch.co.jp
www.norkresearch.co.jp

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