2026年版 中堅・中小企業におけるERPのリプレース/新規導入を促進する要因と市場規模予測レポート

ノークリサーチは中堅・中小企業におけるERPのリプレースや新規導入を促進する要因(課題やニーズなど)および今後期待されるERPの市場規模に関する分析結果を発表した。

株式会社ノークリサーチ

2026-06-01 12:30

<ERPのリプレースや新規導入を生じさせる要因は年商や業種によって異なる> ■年商別と業種別に重視事項/課題/ニーズを分析し、ERP導入提案の成功ポイントを提言 ■中堅企業は「リプレース > 新規導入」、小規模企業は逆の状況、中小企業は両者の中間 ■ERP導入状況と様々な重視項目、課題、ニーズの関係性を網羅的に把握することが大切 ■運輸業・サービス業では「AIの提示結果や処理内容の不安」がリプレースにつながる課題
PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2026年6月1日

2026年版 中堅・中小企業におけるERPのリプレース/新規導入を促進する要因と市場規模予測レポート

調査設計/分析/執筆: 岩上由高


ノークリサーチ(本社〒160-0022東京都新宿区新宿2-13-10武蔵野ビル5階23号室 代表:伊嶋謙ニ TEL:03-5361-7880URL:www.norkresearch.co.jp)は中堅・中小企業におけるERPのリプレースや新規導入を促進する要因(課題やニーズなど)および今後期待されるERPの市場規模に関する分析結果を発表した。本リリースは「2026年版 中堅・中小企業におけるERPのリプレース/新規導入を促進する要因と市場規模予測レポート」の案内およびサンプル/ダイジェストである。


<ERPのリプレースや新規導入を生じさせる要因は年商や業種によって異なる>
■年商別と業種別に重視事項/課題/ニーズを分析し、ERP導入提案の成功ポイントを提言
■中堅企業は「リプレース > 新規導入」、小規模企業は逆の状況、中小企業は両者の中間
■ERP導入状況と様々な重視項目、課題、ニーズの関係性を網羅的に把握することが大切
■運輸業・サービス業では「AIの提示結果や処理内容の不安」がリプレースにつながる課題


■年商別と業種別に重視事項/課題/ニーズを分析し、ERP導入提案の成功ポイントを提言
中堅・中小企業においてもERPは業務システムの中核を成す最も重要な要素の1つである。昨今では会計、販売、人事給与といった個々の基幹系システムからERPへのステップアップが活発化しており、中堅・中小企業におけるERP新規導入の原動力となっている。一方、中堅・中小向けと謳われている製品/サービスの中には単に複数の基幹系システムを併売したものや一部の業務領域しかカバーできていないものもある。 その結果、ERP導入後に比較的短い期間で別の製品/サービスにリプレースするユーザ企業も少なからず存在する。こうした背景を受けて 「2026年版 中堅・中小企業におけるERPのリプレース/新規導入を促進する要因と市場規模予測レポート」では中堅・中小企業におけるERPのリプレースや新規導入を促進する要因は何か?その際の市場規模はどれくらいか?を明らかにしている。


■中堅企業は「リプレース > 新規導入」、小規模企業は逆の状況、中小企業は両者の中間
以下のグラフはERPの導入状況を年商別に集計した結果である。(導入状況の選択肢に関する詳細は6ページを参照) ベンダや販社/SIerの訴求対象となるのは橙帯の「導入済み:変更」(リプレース)および灰帯の「未導入:新規予定」だ。中堅企業ではリプレースが新規導入より多いが、中小企業では逆に新規導入がリプレースを若干上回っている。小規模企業では値自体は小さいものの、新規導入がリプレースの3倍程度に達している。つまり、中堅企業はリプレースの重要度が高く、小規模企業は新規導入が主体、中小企業は両者の中間的な傾向となっている。
このように中堅・中小向けERP市場で成果を上げるためには、まずリプレースや新規導入が見込めるセグメントはどこか?を把握することが大切だ。ここでは年商別の導入状況を掲載したが、調査レポートでは年商別(3区分)と業種別(3区分)の導入状況および導入費用を集計/分析している。
さらに本調査レポートでは6~7ページに列挙したように、ERP導入/更新において重視する事項や課題/ニーズを様々な観点で尋ねている。ただし、単に回答割合が最も高い項目を選んでも、それがERPのリプレースや新規導入に繋がるわけではない。
ERPをリプレース/新規導入するユーザ企業の中で最も回答割合の高い項目には着目すべきだが、その背景には更に重要な項目が隠れているかも知れない。つまり、ERPのリプレース/新規導入を確実に進めるためには様々な項目間の関連性も把握する必要がある。
こうした時に有効な手法の1つがベイジアンネットワーク分析だ。ベイジアンネットワーク分析とは「ERPをリプレースする or 新規導入する」といった導入状況および様々な重視事項や課題/ニーズを確率的に変化する事象と見なし、事象間の関連性を下図のようなノード(楕円)とエッジ(矢印)で視覚化する分析手法である。


■ERP導入状況と様々な重視項目、課題、ニーズの関係性を網羅的に把握することが大切
クロス集計で関係性を把握できるのは「分析対象となる事象」(「表頭」と呼ばれる)と「分析軸となる事象」(「表側」と呼ばれる)の2つである。「表肩」と呼ばれる軸を追加すれば3つの事象の関係性を把握することもできるが、縦軸に表側の選択肢、横軸に表頭の選択肢を記載した表が表肩の選択肢と同じ数だけ生成されるため、全体像を把握することが難しくなる。
ベイジアンネットワーク分析の場合は全ての事象の結果を同時に分析し、前頁で示したベイジアンネットワーク図を生成する。
これを見ることで、事象間(設問間や選択肢間)の関係性を視覚的に把握することができる。またベイジアンネットワーク分析では「ある事象が起きた時、他の事象の発生確率がどう変化するか?」をシミュレーションすることができる。すなわち、ERPのリプレースもしくは新規導入が実施された場合、通常と比べて回答割合が高くなった項目は何か?を分析すれば、それがERPのリプレース/新規導入に繋がる項目ということになる。 このような『逆引きの発想』で全体を俯瞰した分析を行える点がベイジアンネットワーク分析の大きな特徴だ。
本調査レポートでは年商別(3区分)および業種別(3区分)の各々について、ERPのリプレース or 新規導入に繋がる重視事項、課題、ニーズは何か?をベイジアンネットワーク分析によって明らかにしている。すなわち、企業属性6通り(3区分+3区分) ×データ種別3通り(重視事項、課題、ニーズ) = 計18通りの分析を行うことによって、ERPを開発/販売するベンダや販社/SIerがERPのリプレース/新規導入を成功させるために何をすべきか?を明らかにしている。
以下では、その中から運輸業・サービス業におけるERPのリプレース要因となるユーザ企業の課題は何か?に関する分析例を調査レポートから抜粋して掲載する。ERP導入済みの運輸業・サービス業が抱える計23個の課題項目(6~7ページに掲載)
をERP導入状況と共にベイジアンネットワーク分析で可視化した結果を課題項目一覧と共に示したのものが下図である。
赤色で示したERP導入状況(P1_0)と矢印が直接結ばれているのは「P1_6B_8.AIが提示する結果が本当に正しいか判断できない」および「P1_6B_23.パッケージとSaaSを選択/併用できない」の2つの課題項目であることが上図から読み取れる。つまり、これら2つが運輸業・サービス業においてERPリプレースを生じさせる最も大きな要因の候補となる。だが、上図だけではどの課題項目がリプレースに最も強く影響するか?は把握できない。 そこで、次頁ではシミュレーションを行ってERPリプレースの要因となる課題項目を精緻に確認していく。


■運輸業・サービス業では「AIの提示結果や処理内容の不安」がリプレースにつながる課題
2ページ目で述べたように、ベイジアンネットワーク分析では「ある事象が起きた時、他の事象の発生確率がどう変化するか?」をシミュレーションすることができる。そこで、前頁においてERPのリプレースが実施された時に発生しやすい課題項目は何か?などを分析すると以下のようになる。
※1のポイント差がERPリプレースが起きた場合と標準状態(何も条件を設定しない状態)の各課題項目の回答割合の差である。
赤地で示したように、ERPをリプレースするユーザ企業は「P1_6B_8.AIが提示する結果が本当に正しいか判断できない」という課題を抱える割合がやや高いことがわかる。※2のポイント差はP1_6B_8を回答したユーザ企業が更に背景として抱える課題とと標準状態との差であり、赤地の3項目が高い値を示している。 これらの関係を前頁の図に沿って整理すると以下のようになる。
上記の分析結果を踏まえると、運輸業・サービス業でERPリプレースが発生する背景には「AIの自動処理によるセキュリティリスク」(P1_6B_12)に起因する「AIの提示結果や処理内容が分からない」(P1_6B_8、P1_6B_10)という不安が影響しており、SaaSの組み合わせで構築されたERP環境ではAI処理の正当性判断も難しくなりやすい(P1_6B_17)ことがわかる。そのためベンダや販社/SIerが運輸業・サービス業向けにERPリプレースを訴求する際は、単なるSaaSの組み合わせにならないようにデータを適切に統合し、「説明可能なAI」や「制御可能なAI」を意識したERPを提案することが有効となってくる。
ここでは運輸業・サービス業のERPリプレース要因となる課題に関する分析結果を抜粋したが、調査レポートでは年商3区分、業種3区分における重視事項、課題、ニーズを分析し、ERPのリプレースや新規導入を促進するための施策を分析/提言している。(次頁以降では、調査レポートの詳細を掲載)


本リリースの元となる調査レポート

『2026年版 中堅・中小企業におけるERPのリプレース/新規導入を促進する要因
と市場規模予測レポート』
年商別(小規模企業、中小企業、中堅企業)および業種別(製造業・建設業、卸売業・小売業、運輸業・サービス業)にERPのリプレースや新規導入につながるユーザ企業の重視事項、課題、ニーズは何か?を分析&提言。さらにERPの市場規模予測も算出。

【対象企業属性】(有効回答件数:1300社)
年商区分:
小規模企業 年商5億円未満
中小企業 年商5億円以上~50億円未満
中堅企業 年商50億円以上~500億円未満
業種区分:
製造業・建設業 組立製造、加工製造(プロセス製造)、建築、土木、設備など
卸売業・小売業 商品の卸売(商社、仲介など)、小売(スーパー、専門店など)
運輸業・サービス業 運輸(トラック運送、倉庫など)および各種のサービス業

本調査レポートは10分野の業務アプリケーションの導入状況や課題/ニーズを集計した以下の調査レポートに収録されたERP関連データにベイジアンネットワーク分析を始めとする高度な分析手法を適用することにより、中堅・中小企業におけるERPのリプレースや新規導入を促進する要因は何か?今後の市場規模はどれくらいか?を明らかにしている。
「2025年版 中堅・中小企業のITアプリケーション利用実態と評価レポート」
(リンク »)
【分析サマリ(分析と提言を述べたPDFドキュメント)の概要】
第1章: 中堅・中小企業におけるERPの導入状況と導入費用
まず始めに、中堅・中小企業におけるERPの導入状況(導入済み:継続、導入済み:変更、未導入:新規予定、未導入:予定なし)と導入費用を年商別および業種別に俯瞰する。
第2章: ERPのリプレースや新規導入に繋がる業務アプリケーションの導入/更新に関する全体的な方針
業務要件への適合性、運用形態、費用/課金体系など、業務アプリケーションを導入/更新する際にユーザ企業が何を重視するか?を尋ねた調査データにベイジアンネットワーク分析を適用することにより、リプレースや新規導入に繋がりやすい重視事項は何か?を年商別および業種別に明らかにしている。
第3章: ERPのリプレース要因となるユーザ企業の課題
ERP導入済みのユーザ企業が抱える課題のうち、ERPのリプレース要因となりやすい項目は何か?をベイジアンネットワーク分析を用いて年商別ならびに業種別に明らかにしている。
第4章: ERPのリプレースや新規導入を促すユーザ企業のニーズ
ERPを導入済みだがリプレースする予定のユーザ企業およびERPを新規導入する予定のユーザ企業に対してERP製品/サービスが持つべき機能や特徴(ニーズ)を尋ねた結果にベイジアンネットワーク分析を適用することで、リプレースや新規導入を促すニーズは何か?を年商別および業種別に明らかにしている。
第5章: ERPの市場規模予測(リプレースおよび新規導入)
今後(2025年後半以降)のERP市場規模予測をリプレースと新規導入に分けて、年商別および業種別に算出している。
【発刊日】 2026年6月8日 【価格】 175,000円(税別)

本リリースの無断引用・転載を禁じます。引用・転載をご希望の場合は下記をご参照の上、担当窓口にお問い合わせください。
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本リリースに関するお問い合わせ

株式会社 ノークリサーチ 担当:岩上 由高
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-10 武蔵野ビル5階23号室
TEL 03-5361-7880 FAX 03-5361-7881
Mail: inform@norkresearch.co.jp
Web: www.norkresearch.co.jp
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