Linus Torvalds氏は、英エジンバラで開催中の「Open Source Summit Europe」(OSSEU)において、Linuxのトップ開発者40人程度と話をする予定である。この会合を機に同氏は、一時的に離れていたLinux開発の統括に復帰する。
Torvalds氏は1カ月あまり前、Linux開発コミュニティーを統制する立場から一時的に退いた。同コミュニティーのメーリングリストであるLinux Kernel Mailing List(LKML)で同氏は「私は自らの振る舞いを改める必要がある。私の個人的な行為によって傷つき、カーネル開発作業の場から追い払ってしまった人々に謝罪したい。私はここでいったん休みを取り、人々の感情を理解し、適切な対応を取るための支援を求めることにした」と述べていた。
そして、Torvalds氏が休養を終え、帰ってきた。
同氏がより優しく、穏やかな人物になっているかどうかはまだ分からない。
Linux開発の暫定リーダーであり、安定版ブランチのメンテナーであるGreg Kroah-Hartman氏はLKMLにおける「Linux 4.19」の発表のなかで、「Linus、カーネルツリーをあなたの手に返す。マージウィンドウと取り組む楽しみを君に譲るよ:)」と書き記している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。