IBMは米国時間20日、カナダの大手通信機器メーカーNortel Networksと共同で製品開発センターを設立すると発表した。同センターではまず、新型ブレードサーバの開発に取り組む。
IBMとNortel Networksの両社は、互いの専門知識を生かし、新製品/サービス設計やコスト削減の促進を目指すことで合意した。両社は今回の合意に基づき、ノースカロライナ州のリサーチトライアングルパークに製品開発センターを建設する。
IBMとNortelの提携に先駆け、Hewlett-PackardとCisco Networksも2005年1月にブレードサーバアーキテクチャに関する同様の提携を行っている。ブレードサーバとは、1つの筐体に複数の薄型サーバを並べて差し込んだもので、各サーバはネットワーキングや電源部品を共有している。
これまでブレードサーバは主に、コンピューティングに関する専門知識を持つ大手企業が好んで利用してきたが、IBMは先週初め、今後は小規模企業にもブレードサーバの利用を促していく方針であることを明らかにした。
IBMとNortelによると、新センターには両社から社員が派遣されるという。同センターでは、IBMの持つサーバに関するノウハウとNortelの持つ通信事業者ならではの専門知識を組み合わせた新しいタイプのブレードサーバが開発されるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ