日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月11日、UNIX OSの最新版「HP-UX 11i v3」の販売を4月13日に開始すると発表した。価格は、1プロセッサ/1コア当たり16万9000円からとする。
最新版について、日本HPは「カーネルを中心とする強化により、従来のバージョンと比較して、平均30%の処理性能向上を実現した」と説明する。ストレージ管理機能を強化したことで、1台のOSで管理可能なストレージ容量を理論上1億ゼタバイト(1ゼタバイト=100万ペタバイト)まで拡大した。
ハードによる仮想化機能の柔軟性を高め、OS稼働中に基本単位となるセルボードの動的追加や削除が可能となったほか、ソフト仮想化機能は、OS間の動的メモリ再配分に対応した。そのほかに、日本HPは柔軟性、信頼性、管理環境などを最新版の強化点として挙げている。
最新版の利用が可能なサーバは、Itanium 2プロセッサ搭載「HP Integrity」およびPA-RISCプロセッサ搭載「HP 9000」となる。