Aborting journal on device device_name.
ファイルシステムが異常状態である可能性があるため, badblocksコマンド等を利用しハードディスクが壊れていないか確認する。ハードディスクが壊れていない場合は,システムを再起動する。システム再起動後も現象が発生する場合は,対象ディスクのバックアップを取得後,fsckを実施する。それでも回復しない場合は,ファイルシステムを再フォーマットし,バックアップしたデータを復旧する。
デバイスdevice_name上のジャーナルを異常終了させる。
ファイルシステムのジャーナリングに関する障害が発生した際、本メッセージが出力されることがある。(詳細はその他を参照。)本メッセージを出力した際は,ジャーナルが異常終了したことを示すフラグであるABORTフラグが設定される。
ABORTフラグが設定されている場合,EXT3(third extended file system)の処理ではファイルシステムが強制的に読み込み専用になったり,カーネルパニックを起こしたりすることがある。
発生原因はおおよそ以下の4つに分類することができる。
?kjournaldがトランザクションをジャーナルにコミットする際、バッファに有効なデータが含まれていない。
?kjournaldがトランザクションをジャーナルにコミットする際、メタデータバッファを記録するためのディスクリプタブロックをジャーナルが持っていない。
?論理ブロック番号を物理ブロック番号に変換する際、変換対象となるジャーナルブロックが見つからない。
?ファイルシステムの不一致やI/Oエラーを検出した。