【26日市況:後場】5日ぶりの反発 円高対策先送り懸念で薄商い

ケン・ミレニアム

2010-08-26 17:29

  株価 前日比 騰落率 出来高
日経平均 8906.48 (8/26終値) +61.09 +0.69 % 10.5 億株
日経先物 8890.00 (8/26終値) +60.00 +0.68 % 6.9 万枚
TOPIX 811.79 (8/26終値) +4.48 +0.55 % 14.2 億株
日経JASDAQ 1168.41 (8/26終値) +5.18 +0.45 % 1689 万株
マザーズ 361.60 (8/26終値) +2.35 +0.65 % 233.0 万株

■騰落銘柄数 (値上がり/値下がり)

  東証一部 東証二部 大証一部 大証二部 JASDAQ
前日 406/1119 103/225 23/50 31/59 170/341
本日 15:30 1053/439 174/142 41/35 51/40 276/206

■新値銘柄数 (最高値/最安値)

  東証一部 東証二部 大証一部 大証二部 JASDAQ
前日 0/387 2/36 0/32 0/16 1/76
本日 15:30 2/180 0/21 0/17 1/10 8/41

大引けの日経平均は、前日比+61.09円(+0.69%)の8906.48円となりました。またTOPIXは前日比+4.48p(+0.55%)の811.79pとなりました。

前場の日経平均は5日ぶりの反発でスタートしました。25日に米国株式市場が小反発したことや、円高が一服していることで、主力の輸出関連株を中心に買われました。
しかし、米国景気不安や円高への警戒感が引き続いているため、一時は前日終値を割る場面があるなど、上値が重い展開となりました。

後場に入ると円相場が落ち着いたことや中国・上海株が高く推移していることから、日経平均はやや上昇しました。後場に入っても積極的な買いの手がかりはなく、結局日経平均は前日終値よりやや高い8906.48円で引けました。

また、市場では、小沢氏の民主党代表選出馬によって政局不安が強まったことや、米新規失業保険申請件数の発表を今夜に控えていることから様子見ムードが広がりました。

業種別で見ると33業種中、25業種がプラス圏、8業種がマイナス圏となっています。
上昇率トップは「機械(+1.04%)」、続いて「空運(+0.99%)」「非鉄金属(+0.97%)」となっています。
一方、下落率トップは「証券商品先物(−1.15%)」、続いて「海運(−1.10%)」「石油石炭製品(−1.06%)」となっています。

個別銘柄では、コマツが前日比+18円(+1.05%)の1721円となっています。
同企業は建設機械でアジア地域トップのシェアを占めており、本日の中国・上海の株式市場が堅調であったことから、前引けから後場にかけて上昇しました。円高が一服したことも追い風になっているようです。

大引けの東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1053銘柄、値下がり439銘柄、変わらず169銘柄となりました。また、概算で出来高は14.2億株(前日比−3.6億株)、売買代金は1兆294億円(前日比−1815億円)となっています。

新興市場は、マザーズ指数は+0.65%、日経ジャスダック平均は+0.40%、ヘラクレス指数は+0.34%となりました。

また、アジア市場は、上海総合指数は+0.21%、香港市場は+0.07%、インドのSENSEX指数は+0.24%となっています。

GLOBEX(シカゴ24時間金融先物取引システム)のナスダック100先物は+3.25pの1793.00pとなっています。

なお、為替市場は、14時過ぎの1ドル=84円70−75銭からほぼ変わらずのの1ドル=84円68−72銭、1ユーロ=107円67−70銭から円高ユーロ安の1ユーロ=107円58−62銭で取引されています。

本日の株式市場は連日の下落による値ごろ感から買い戻しが入り、1000銘柄以上が値上がりしました。しかし売買代金は少なく、政局不安や米経済指標待ちの様子見ムードとなっており、いよいよ市場が煮詰まってきたといえます。

結果として相場がどうなるかは分かりませんが、相場が大きく動く可能性が高いことには変わりありませんので、どのような動きも見逃さないよう、積極的に情報収集するのがよいと思います。

レポート担当:清水 聡子 

14:15 「小沢前幹事長の出馬で政局の不透明感が強まる」

14時過ぎの日経平均は、前日比+28.33円(+0.32%)の8873.72円となっています。またTOPIXは前日比+0.56p(+0.07%)の807.87pとなっています。

日経平均はプラス圏での小動きが続いています。円高が一服していることや堅調な中国株が相場を下支えしているようです。

円高・経済対策待ちの状況は変わっていませんが、民主党の小沢前幹事長が代表選出馬を表明したことで、政局の不透明感が強まり、円高対応策が9月の代表選まで先送りされる可能性も意識され始め、見送りムードが強まっているようです。

業種別で見ると33業種中、18業種がプラス圏、15業種がマイナス圏となっています。
上昇率トップは「ガラス土石製品(+0.78%)」、続いて「非鉄金属(+0.72%)」「空運(+0.65%)」となっています。
一方、下落率トップは「証券商品先物(−1.74%)」、続いて「石油石炭製品(−1.19%)」「海運(−1.18%)」となっています。

個別では、大和証券G本社が前日比−5円(−1.43%)の343円となっています。大手証券株が安くなっており、同社は5日続落で連日の新安値更新、野村HDは3日続落となっています。国内株式市場の低迷による収益の悪化懸念から売り優勢の展開が連日続いているようです。
また、前日に米金融当局が大手証券や保険会社の資本規制を強化するとしたことが報じられたことも追加的資本増強への不安があり買い見送り要因となっているようです。

東証1部の騰落銘柄数は、値上がり797銘柄、値下がり682銘柄、変わらず180銘柄となっています。また、出来高は9.9億株(前日比−2.9億株)、売買代金は7058億円(前日比−1285億円)となっています。

新興市場はマザーズ指数が+0.49%、日経ジャスダック平均は+0.31%、ヘラクレス指数は+0.12%となっています。

また、アジア市場は、上海総合指数は+0.45%、香港ハンセン指数は−0.07%、インドのSENSEX指数は+0.26%となっています。

GLOBEX(シカゴ24時間金融先物取引システム)のナスダック100先物は+2.75pの1792.50pとなっています。

なお、為替市場は、後場寄りの1ドル=84円76−78銭から円高ドル安の1ドル=84円70−75銭、1ユーロ=107円70−74銭から円高ユーロ安の1ユーロ=107円67−70銭で取引されています。

レポート担当 :南平 和洋

12:45 後場寄り付き速報「株安・円高の流れが一服」

後場寄りの日経平均は、前日比+32.37円(+0.37%)の8877.36円となっています。またTOPIXは前日比+0.69p(+0.09%)の808.00pとなっています。

日経平均は8800円台後半でもみ合いとなっています。政策期待がくすぶり続けているので、マーケットは小康状態を保っていますが、上値は限定的で下値不安は依然として根強いようです。

円高が一服していることが好感されて主力の輸出関連株の一角が買われていますが、上値を追うムードはありません。

本日も薄商いとなっており、見送りムードが強まっています。

業種別で見ると33業種中、16業種がプラス圏、17業種がマイナス圏となっています。
上昇率トップは「その他製品(+0.98%)」、続いて「鉱業(+0.88%)」「非鉄金属(+0.86%)」となっています。
一方、下落率トップは「証券商品先物(−1.28%)」、続いて「水産・農林(−1.21%)」「海運(−1.17%)」となっています。

個別では住友商事が前日比+6円(+0.62%)の962円となっています。
同社は中国の電力大手、大唐集団グループと自然エネルギー開発で提携したと正式発表しました。
中国に加えて、インド、南アフリカなどで風力発電、太陽光発電などの新設プロジェクトに共同で取り組むとしています。まずは両社で600億円を投じて中国内に複数の風力発電所を建設し、総発電力25万キロワットを確保するとしています。

東証1部の騰落銘柄数は、値上がり801銘柄、値下がり660銘柄、変わらず197銘柄となっています。
また、出来高は7.1億株(前日比−1.8億株)、売買代金は4857億円(前日比−701億円)となっています。

新興市場は、マザーズ指数は+0.07%、日経ジャスダック平均は+0.30%、ヘラクレス指数は+0.13%となっています。

また、アジア市場では上海総合指数が+0.58%、香港ハンセン指数が−0.13%、インドのSENSEX指数は+0.32%となっています。

GLOBEX(シカゴ24時間金融先物取引システム)のナスダック100先物は+2.50pの1792.25pとなっています。

なお、為替市場は、前場終了時の1ドル=84円70−72銭から円安ドル高の1ドル=84円76−78銭、1ユーロ=107円41−44銭から円安ユーロ高の1ユーロ=107円70−74銭で取引されています。

レポート担当 : 南平 和洋

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