LinkedInは、自らの仕事に関連する人脈を築いたり、インターネット上で自らの存在をアピールするうえで最も重要なツールと言えるだろう。そして、新たに提供されたLinkedInアプリケーションによって、こういったことは以前よりもずっと簡単に行えるようになっている。
LinkedInの利点は何と言っても、自らの仕事に関するプロフィールを世界中の人々に向けて公開できるというところにある。就職活動時に、応募する職種に合わせた履歴書の送付が不要になるわけではないものの、LinkedInによって自らが持つ能力の片鱗をさまざまな人に見てもらえるようになるわけだ。このため、新たな人材を必要としている雇用者に対して、自らの存在を募集広告に先立ってアピールすることも可能になる。以下に、LinkedInを活用するためのティップスを紹介する。
履歴書を記述する際と同様、陳腐な言葉は避ける
LinkedInは2010年12月、米国のユーザーがプロフィールのなかで使用した売り文句のうち、陳腐化しているものを10個発表した。以下に紹介するので、避けるようにしてほしい。
- extensive experience(幅広い経験を有している)
- innovative(革新的である)
- motivated(やる気がある)
- results-oriented(結果志向である)
- dynamic(高い行動力を持っている)
- proven track record(確かな実績を重ねてきている)
- team-player(チームプレーヤーである)
- fast-paced(仕事の手が早い)
- problem-solver(問題解決能力に優れている)
- entrepreneurial(野心的である)
LinkedInの新アプリケーションを活用する
筆者が有益だと考えるLinkedInアプリケーションを以下に3つ紹介する。
・WordPress
このアプリケーションを利用することで、WordPressをエンジンとして搭載しているブログへの投稿内容が、自らのプロフィールに自動的に反映されるようになる。また、LinkedInに公開したくない投稿があるという場合に備えて、特殊なLinkedInタグを付加するだけで投稿がフィルタリングされるという機能も用意されている。
・Events
Eventsアプリケーションにより、プロフィールに新たなボックスが追加され、自らのネットワーク内にいる人々のイベント参加状況を把握できるようになる。これにより、自らが属する業界や仕事の内容に合ったイベントを見つけやすくなる。また、人気の高い順にイベントを表示したり、イベントの検索を行ったり、新たなイベントを作成したりすることもできるようになっている。
・SlideShare Presentations
このアプリケーションを利用することで、プレゼンテーションや文書を自らのLinkedInネットワーク内で共有したり、職務経歴や履歴書、カンファレンスでの発表内容、PDF、マーケティング/セールス用のプレゼンテーション資料を公開できるようになる。なお、あなたにその気があれば、自らのビデオを公開することも可能となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。