Googleの各種サービスを使っているなら、「地図も『Google マップ』一筋!」という方は少なくないのでは。私もそんな人のひとりである。
新規訪問先へのルートを調べるとき、最短・最速で移動できるルートを探すとき、出張先でルートを考えるときetc.常にお世話になっているのがGoogle マップだ。まったくもって“浮気”はしない。それくらいに快適な使い勝手がたまらない。
2018年にGoogle マップの便利技を上半期と下半期に分けて紹介してきた。本連載もそれに続き、業務効率化・合理化に役立つGoogle マップ便利技を3つずつ4回にわたって紹介する。今回はその第2回目で、PCで使う場合を想定。
1.簡単に地図を獲得し、サイトに埋め込む
ホームページやブログなどに地図を埋め込みたいとき、Google マップが活躍する。やり方を知っておくととても便利なので紹介しておきたい。
まず、検索ボックスに目的地を入力し、目的地が表示されたら画面左中央の「共有」をクリック。「地図を埋め込む」を選ぼう。
地図のサイズは小・中・大・カスタムサイズから選択できる。小は横400px、縦300px、中は横600px、縦450px、大は横800px、縦600pxとなる。
サイズを決めたら「HTMLをコピー」から埋め込みコードをコピー。埋め込みコードは次のような形式となっている。
<iframe src="https://www.google.com/maps/embed?pb=......" width="600" height="450" frameborder="0" style="border:0" allowfullscreen></iframe>
これをそのまま、埋め込みたいホームページやブログなどにペーストすれば、地図が挿入される。
2.目的地周辺を効率よく検索する
取引先や打ち合わせ先などに出向くとき、ちょっとした隙間時間ができることもある。前の予定が早めに終わったため、思いのほか早く着いてしまったり、後の予定まで時間をつぶしたかったり――。
そんなときは目的地周辺で、喫茶店やレストランなどを探したい。そこで役立つのが「付近を検索」する機能だ。検索ボックスに目的地の名前や住所を入力し、下にある「付近を検索」をクリックしよう。
すると検索ボックス下の検索ワード候補として、「付近のレストラン」「付近のホテル」「付近のバーとパブ」が出てくる。仮に「付近のレストラン」を選ぶと、目的地周囲のいろいろなジャンルの飲食店が地図上に現れる。
もっと絞り込みたいなら「評価(星の数)」を指定したり、「並べ替え」から「距離順」「関連度順」いずれかを選択したり、「その他」から料理のジャンルを決めたりすることが可能。出かけた先で重宝する機能のひとつだ。
3.「目的地を追加」で最適な移動ルートを検索する
ルート検索をする際、複数の目的地を追加できるのをご存知だろうか。たとえば、目的地Aに行く途中で目的地BとCに寄りたい。そんなときもあるだろう。
往訪先への手土産を買っていきたい。ただ、購入先候補となる店が2店あり、どちらで買うか現地へ行ってから決めたい。具体的な例を挙げると、そんなときだ。
まず、検索ボックスに目的地の名前や住所を入力する。続いて目的地下にある「+」ボタンをクリックし、途中で立ち寄りたい目的地を追加する。
そうすれば目的地までの直通ルートではなく、各目的地に寄りながらも最短距離で行ける効率的なルートが表示される。
入力した各目的地に立ち寄る順番を並び替えたいときは、目的地の左にある白い◯をドラッグ・アンド・ドロップすればOK。
第3回に続く。