アーキテクチャ

用語の解説

アーキテクチャとは

(architecture)
アーキテクチャとは、情報システムの設計方法、設計思想、およびその設計思想に基づいて構築されたシステムの構造などのことである。
アーキテクチャはもともと、建築分野における設計思想や建築様式のことを意味していた。 IT分野では、IBMが最初の汎用コンピュータであるSystem/360の設計思想を表現するために「アーキテクチャ」という語を用いた。 その後、主要メーカーが自社システムの設計方式を示すためにこの語を用いた。 近年では、ハードウェアのみならず、オペレーティングシステム、ミドルウェア、アプリケーション、ネットワーク、サービスといった各分野がそれぞれ高度に複雑化するに至り、それぞれについて設計思想が規定されるようになっている。 現在の情報システムにおいては、アーキテクチャの選択や個々のアーキテクチャ間の整合性などが重要視されている。 また、情報システムは、ビジネスからの視点を重視するようになりつつあり、サービスを構築するためのアーキテクチャとして、EA(Enterprise Architecture)やSOA(Service Oriented Architecture)などが提唱されている。 アーキテクチャは、「コンピュータアーキテクチャ」、「ソフトウェアアーキテクチャ」、「ネットワークアーキテクチャ」のように用いる。 なお、アーキテクチャとは、あくまでも設計思想、設計方式、基本設計、構築様式などを指す言葉であり、個別具体的な実装そのものや、個々の規約を指すものではない。 このため、例えば通信の個別の規約(HTTP等)については、プロトコルのような他の語を用いる。

用語解説出典   powered by. Weblio

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