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提供:株式会社ベリサーブ

「これ、新卒3年目が作ったの?」AIネイティブが実現した華麗な課題解決とそれを支えるベリサーブの取り組み

ZDNET Japan Ad Special

2026-10-19 10:00

ソフトウェアが社会に果たす役割が年々高まる中、ベリサーブは「品質を創造する」というビジョンの実現に向け、ソフトウェアのテストやプロセス・体制構築といったさまざまなサービスを提供してきた。自動車をはじめ、モバイル機器や医療、デジタル機器などに搭載されるソフトウェアのテストや検証、コンサルティングを通して不具合や脆弱性をつぶし、安心に、安定して使えるもの作りを支援している。

そんな同社は長年にわたり、社内アイデア表彰制度「ベリサーブ・イノベーション・アワード」(VIA)を実施し、新技術の開発やサービス品質向上に活用してきた。12回目となる2026年度のVIAには、AIを活用したアイデアを中心に約200件の応募があったが、その中から、AIを活用して脅威シナリオや損害シナリオを作成する「THREAT Buddy AI」を開発した内田棟士氏が(アワードのグランプリに相当する)金賞を受賞した。

実は内田氏は新卒でベリサーブに入社し、3年目を迎えたばかりの若手社員だ。そんな同氏がAIを駆使し、業務に適用できる水準のツールを生み出せたのはなぜか、その背景や狙いを尋ねてみた。

 内田氏が本格的にプログラミングに触れたのは、大学のゼミだった。「ちょっとしたアプリケーションを作ってみたら面白く、周囲からも好評だったことが原体験となり、IT業界に興味を持ちました」(内田氏)。採用のプロセスを通して社風や人の温かみに好感を抱き、ベリサーブへの入社を決めた。「入社後も、若手であろうと言いたいことがきちんと言え、それに向き合ってくれる人が多いという風通しの良さを感じています」という。

 早速1年目からECU(Electronic Control Unit)のセキュア開発支援のプロジェクトにPMO的な立場で携わり、顧客と直接やりとりを行ったほか、Webアプリケーションのソースコード解析やECUの脅威分析、法規制に準じたセキュリティプロセスの構築支援、ECU本体やインフラのセキュリティ仕様の策定など、さまざまな業務を担当してきた。

 プログラミングは趣味程度で、セキュリティに関する業務は未経験だった内田氏。しかし、持ち前の好奇心と、特に製品セキュリティ分野に強みを持つベリサーブ独自のノウハウやテンプレートを生かし、成長しながら顧客にサービスを提供してきた。

 そんな業務を進める上で、AIも当たり前のように、自然に駆使してきたという。

 そもそもベリサーブの中核業務であるテストはAIと相性がいい。ロジックに沿って効率的にバグを検出していく作業はAIの得意とするところで、だからこそ経営陣も戦略的にAIを活用する方針を示し、全社員にライセンスを配布して利用を後押ししてきた。また、ツールを用意するだけでなく、AIに関する社員の取り組みをユースケースカタログとしてまとめ、参照できるようにしている。

 内田氏もそうした環境を生かし、資料作成やリサーチにChatGPTを活用してきた。AIの進化を受け、コード生成も可能なCodexも全社で利用可能になったことを機に、早速トライしてみることにしたという。

 ちょうど内田氏は、IoT機器のセキュア開発・運用プロセス構築支援業務に携わる中である課題を感じていた。「リスクアセスメントのプロセスにおいて脅威分析は重要なフェーズですが、分析者の知見によってアウトプットが左右されてしまうことがあります。AIを使うことで、品質のばらつきをなくしていけないかと考えました」(内田氏)

 そこで、まず脅威分析のアウトプットが左右されないようにするためにはどうすればよいか、ChatGPTを使った壁打ちを徹底的に行った。そして、損害シナリオや脅威シナリオを作成するツールのコンセプトや大まかな要件定義をまとめた上で、実装からテストまでを一貫してCodexに行わせ、プロトタイプを作成していった。

 「投げるプロンプトによっては、全く想定していなかった実装をしてくることもありました。頭の中が整理できていない状態で適当に生成AIに投げても、望ましいアウトプットが出てくるわけではなく、過不足のない情報を入れることが一番大事だと気付きました」(内田氏)というように、プロンプトに工夫を凝らしながら開発を進め、「THREAT Buddy AI」を完成させ、VIAに応募した。

「THREAT Buddy AI」を開発し、「ベリサーブ・イノベーション・アワード(VIA)」で金賞を受賞したサイバーセキュリティ本部の内田棟士氏。
「THREAT Buddy AI」を開発し、「ベリサーブ・イノベーション・アワード(VIA)」で金賞を受賞したサイバーセキュリティ本部の内田棟士氏。

「爆速」での損害・脅威シナリオ作成を実現するツールを生成AIで実現

 THREAT Buddy AIは、「AIがバディとなって、コンサルタントと一緒に脅威分析を行っていく」というコンセプトで作られている。

 分析対象ごとに機能やデータ、個人情報といった「資産」の一覧をインプットすると、ローカルLLMにAPI経由でアクセスし、さらに、プロンプトで指示したベリサーブのナレッジも参照しながら、それらの資産が侵害されたときにどのような損害が生じるかという「損害シナリオ」を自動的に作成する。さらに、一連の損害がどのような形で起こり得るのかという「脅威シナリオ」もAIが作成していく。

 ただ、全てをAI任せにするものではない。「損害シナリオにも脅威シナリオにも、このシナリオは実際には当てはまらないと人間が判断したときに除外できる『採用却下』という機能が用意されているほか、逆に、足りない部分を分析者が追加できる『手動追加』機能もあります。生成AIはあくまでシナリオを一時的に作成するものであり、最後は人間が責任を持つようにしています」(内田氏)という仕組みで、経営層にも特に高く評価された。

「THREA TBuddy AI」の画面イメージ
「THREA TBuddy AI」の画面イメージ
「THREA TBuddy AI」の画面イメージ
「THREA TBuddy AI」の画面イメージ

 THREAT Buddy AIにはさらに二つの特長がある。一つは、人間の分析者に比べ、高速に損害シナリオや脅威シナリオを列挙できることだ。採用するか却下するかの判断も含め、概ね以前よりも半分程度の時間で分析が行えるようになった。もう一つは、ベリサーブで培ってきた脅威分析の知見をベースに、質の担保されたアウトプットを得られる点だ。コンセプトを形にしてきちんと動作するだけでなく、現場で求められる機能を実現している点が驚きを持って高く評価され、金賞に輝いた。内田氏も「本当にうれしかったです」という。

 既にTHREAT Buddy AIは社内コンテストの場を飛び出して、いくつかの業務でも試験的に活用されている。「お客様からAIの利用が許可されているプロジェクトで徐々に導入を進め、部内の利用者からフィードバックを得ながら、より実務に適した形に作り替えています」(内田氏)。関連するステークホルダーの整理や、実環境に即した分析が行えるよう前提条件を入力できる機能などが追加されている。

 現場からの反応も上々だ。人間が作成したのと遜色ないレベルのシナリオが「爆速」で得られるようになり、スピーディな対応が求められるプロジェクトに寄与できている。加えて、文章の書き方や表現についてもフォーマット化することで、担当者によるばらつきも減ってきた。

 シナリオ生成に要する時間を短縮できた分、より多くの案件をサポートできるという量の面での効果はもちろん、「AIが生成したものを内部で厳密にレビューし、質を追求していく時間に使えると思っています」(内田氏)。また、AIで実施した脅威分析と連携してペネトレーションテストを実施するといった活用方法も検討しているという。

内田棟士氏

風通しの良い社風の中でAI活用を推進し、顧客の安全なもの作りを支援

 THREAT Buddy AIが示したとおり、AIは業務を効率化し、クオリティを高める上で大きな力となる可能性を秘めている。一方で、安易に、無秩序にAIを利用すれば、情報漏洩をはじめとするさまざまなリスクを招きかねない。

 ベリサーブでは、セキュリティに関するサービスやコンサルティングを提供する立場として、複数の側面から安全に生成AIを活用する取り組みを進めてきた。

 まず、むやみに禁止するのではなく、公式に利用可能なAIを定義して自由に利用できる環境を整えることで、「シャドーAI」の発生を防いでいる。さらに「あらかじめお客様と合意し、契約を結ばない限り、顧客データなどを生成AIにフィードしないという社内ルールを定めています。またTHREAT Buddy AIについては、ローカルLLMを利用することで、社内のデータがインターネット上に出ていかない仕組みを整えました」(内田氏)

 AIの安全な使い方に関して、唯一の正解と言えるようなものはまだ存在していない。ベリサーブでは、顧客との合意をベースに、その時々のリスクを踏まえながらより良い解を模索し続けていくという。

 VIAでは以前から機械学習やAIを用いたアイデアの応募があったが、AIの進化も著しい。コーディング機能の進化を背景とした受賞だと言える。金賞のTHREAT Buddy AIだけでなく、銀賞に入賞した二つの作品も内田氏の同期が作成したもので、審査の場では、「いよいよAIネイティブ世代の力が発揮された」と話題になったそうだ。

 入社間もない若手にもチャンスを与え、アイデアや意見を募り、いいものはどしどし事業に活用しているベリサーブ。内田氏も「AIを積極的に使っていく意識が浸透しているのと同時に、風通しの良い社風が全社的にあると感じています」という。

 今後も引き続き、AIを用いてサイバーセキュリティサービスを強化させる取り組みを推進していきたいと内田氏は考えている。「それができれば、その先にある、お客様が世の中に出す製品のサイバーセキュリティのいっそうの強化につながると考えています」。元々好奇心旺盛で、興味深いものがあればチャレンジしてきた内田氏だが、若手にも裁量を持たせ、同じ目線で挑戦に向き合うベリサーブの環境も生かしながら、「これからも好奇心の赴くままに、自分をいろいろな場所に置かせてあげたいと思っています」という。

内田棟士氏
ベリサーブロゴ
提供      :株式会社ベリサーブ 企画/制作   :株式会社4X メディア&データ本部 営業部 掲載内容有効期限:2027年1月31日

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