スペクトラムアナライザ「SpeCat」を発売

NECエンジニアリング株式会社

2004-11-19 00:00

小型軽量でパソコンとのUSB接続により屋外でも使用可能
NECエンジニアリング(社長:野口 俊武 住所:東京都港区)はこのたび、パソコンにUSB接続して使用する小型軽量スペクトラムアナライザ「製品名:SpeCat(スペキャット)」を製品化し、本日より販売を開始いたしました。

近年、無線LAN、Bluetooth(ブルートゥース)、ZigBee(ジグビー)などの新しい無線技術を利用した製品が普及し、オフィスや家庭だけでなくいろいろな場所にアクセスポイントが設置されています。
特に無線LANについては、駅やコーヒーショップなどの公共施設に不特定の利用者を対象とするアクセスポイントを設置する場合や、展示会場のように接近したエリアに多数のアクセスポイントを設置する場合、パソコンの位置まで電波が必要な強度で届いているか、あるいはパソコンからの電波をアクセスポイントで正しく受信できるかなどに配慮する必要があり、通信の安定性を確保し混信や妨害などを防ぐための電波計測ニーズは急速に拡大しています。

新製品は、国内初となるパソコンにUSB接続しコネクタからの電源供給で動作するスペクトラムアナライザであり、約300グラムのシステム手帳サイズながらスペクトラムアナライザとして主要な機能を実現しました。新製品はアプリケーションソフトを開発することにより、従来の専用測定器では実現することが難しかった以下のような計測ソリューションの提供が可能となります。

 (1)ノートパソコンとの組み合わせによる屋外での機動性の高い電波計測
 (2)通信機器への組込みによる電波状況監視とログ保管

新製品の主な特長は以下の通りです。

1.新開発の回路と徹底したパワーマネジメントの採用により、消費電力を2.5W以下に
  抑え、国内初となるUSBバスパワーでの動作を実現しました。
2.外形寸法(アンテナおよびケーブルコネクタ部分を除く)は、90mm×140mm×35mm
  であり、システム手帳サイズにスペクトラムアナライザとして主要な機能を実現
  しました。
  また、重さは約300グラムと軽量となっており簡単に持ち運ぶことが可能です。
3.製品添付の制御ソフトにより、パソコンを使用した測定条件の設定や測定結果の
  表示および保管、一定時間毎の自動測定などが可能です。
  また、従来の専用機では実現できなかった広帯域と狭帯域などの複数同時計測が
  可能です。
4.スペクトラムアナライザの主要諸元は以下の通りです。

   RF入力周波数   :0.2~2.5GHz
   RBW        :4KHz
   ダイナミックレンジ:60dB
   絶対最大入力   :[RF]+0dBm [DC]25V
   レベル確度    :±2dB以内(25±5℃)
   周波数確度    :±2.5ppm/年、±5ppm/0~+40℃
   消費電流     :5V/500mA以下(USBより供給)
   インタフェース  :USB1.1
   対応OS      :WindowsXP


新製品の標準価格は34万円(税込価格35万7千円)であり、年間1,000台の出荷を見込んでおります。(出荷開始は2005年1月となります)

 当社では、新製品を測定器メーカー(OEM供給)をはじめ、無線ネットワークの通信事業者、無線ネットワークの敷設事業者、通信機器メーカーなどを対象に積極的に販売して参ります。

なお、2004年12月1日から東京ビッグサイトで開催される「iEXPO2004」において新製品の動態展示を行います。

                                    以上

SpeCatは日本電気エンジニアリング株式会社の登録商標です。
Bluetoothは、米国内におけるBluetooth-SIG Inc.の商標または登録商標です。
ZigBeeは、Koninklijke Philips Electronics N.V.の商標です。
Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
標準価格には、送料は含まれておりません。

<新製品に対するお客様からのお問い合わせ先>
  NECエンジニアリング モバイルブロードバンド事業部 営業部
   TEL:045-939-0745

<ニュースリリースに対する報道関係からのお問合せ先>
  NECエンジニアリング 企画部
   TEL:03-5445-4411
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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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