坂田建設様は、「現場検査マイスター」の活用により、検査精度の大幅な向上を図るとともに、検査用のデータ準備から現場検査、検査報告までの一連の作業時間を最大40%削減することを目指します。
【 背景 】
建設業界では、構造物の高度な安全性を確保するため、基礎から竣工にわたる全施工工程において法律に基づく検査を行っています。しかし、施工検査の工程は、基礎、鉄骨、配筋、仕上など多岐にわたるうえ、工程ごとに検査内容や検査手法が異なるなど、検査精度の向上や作業負荷の軽減が難しい状況でした。また、従来のような紙ベースでの検査では、適切なデータ保管や施工関係者間での状況把握などに課題がありました。
上記課題を解決し、施工検査への精度を高めるため、首都圏を中心に建築工事や土木事業を展開する坂田建設様は、現場検査業務をトータルに支援する「現場検査マイスター」を導入しました。今後、坂田建設様では、本システムを配筋検査や仕上検査以外の各種検査にも展開していくほか、土木現場などにも広く適用を進めていく予定です。
【 「現場検査マイスター」の特長 】
1. 検査精度の向上と確実な記録を実現
建設現場では、タブレットに表示される検査箇所や検査項目に従って作業ができるため、検査の漏れなどを防止することができます。また、検査箇所を撮影した写真データは、検査場所と検査工程を記載した黒板が貼り付けられた形で自動で登録され、登録後の変更ができないことにより、現場の検査証憑として利用することができます。
2. 検査業務の効率化により、作業時間を大幅に削減
現場にて検査結果の入力や撮影写真の登録をタブレットで行うことで、これまで紙に記載していた手間が省けるほか、入力したデータと紐付いた報告書が自動で作成されます。特に仕上検査では、タブレットに入力した指摘是正項目の内容を、パソコンですぐに帳票出力でき、業者への是正依頼の手順が大幅に改善されます。これにより、施工検査の準備から現場検査、報告までの一連の作業時間を大幅に削減することができます。
3. 施工検査の情報をタイムリーに共有
建設現場で入力したデータや撮影写真は、施工関係者で共有できるため、現場全体の施工検査の状況をタイムリーに正確に把握できるようになります。これにより、入力データの精査や作業の遅れに対しての適宜指示など、いち早く対策が行えます。
【 関連Webサイト 】
・「FUJITSU Manufacturing Industry Solution 現場検査マイスター」紹介サイト:
(リンク »)
【 商標について 】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以 上
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担当:片桐、平沢
電話:03-6252-2174(直通)
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