中堅・中小企業におけるRPA、ノーコード/ローコード開発、AIエージェントの導入状況

ノークリサーチは有効回答件数1300社を対象として、中堅・中小企業におけるRPA、ノーコード/ローコード開発、AIエージェントの導入状況を調査し、その結果を発表した。

株式会社ノークリサーチ

2026-02-24 12:30

<年商別、別途/包含の違い、適用対象となるアプリ分野など、多角的な視点からの実態把握が大切> ■導入済みの割合はRPA:49.0%、ノーコード:28.8%、ローコード:16.0%、AIエージェント:14.2% ■ローコード開発ツールの導入済み割合は年商規模が大きくなるにつれて2倍ずつ増加する ■AIエージェントの適用済み割合が若干高いアプリ分野はコラボレーション/CRM/文書管理
PRESS RELEASE(報道関係者各位) 2026年2月24日

中堅・中小企業におけるRPA、ノーコード/ローコード開発、AIエージェントの導入状況

調査設計/分析/執筆: 岩上由高


ノークリサーチ(本社〒160-0022東京都新宿区新宿2-13-10武蔵野ビル5階23号室 代表:伊嶋謙ニ TEL:03-5361-7880URL:www.norkresearch.co.jp)は有効回答件数1300社を対象として、中堅・中小企業におけるRPA、ノーコード/ローコード開発、AIエージェントの導入状況を調査し、その結果を発表した。本リリースは「2025年版 中堅・中小企業のITアプリ開発ツール利用実態と展望レポート」のサンプル/ダイジェストである。


<年商別、別途/包含の違い、適用対象となるアプリ分野など、多角的な視点からの実態把握が大切>
■導入済みの割合はRPA:49.0%、ノーコード:28.8%、ローコード:16.0%、AIエージェント:14.2%
■ローコード開発ツールの導入済み割合は年商規模が大きくなるにつれて2倍ずつ増加する
■AIエージェントの適用済み割合が若干高いアプリ分野はコラボレーション/CRM/文書管理


調査時期: 2025年7月~8月
対象企業: 日本全国、全業種の年商500億円未満の中堅・中小企業1300社(有効回答件数、1社1レコード)
対象職責: 情報システムの導入や運用/管理または製品/サービスの選定/決裁の権限を有する職責
詳細については本リリースの4ページを参照


■導入済みの割合はRPA:49.0%、ノーコード:28.8%、ローコード:16.0%、AIエージェント:14.2%
昨今では、中堅・中小向けIT市場においても、RPA、ノーコード/ローコード開発、AIエージェントといったITアプリ開発ツールが身近になってきた。そこで、これらのツールの導入済み割合を中堅・中小企業全体(年商500億円未満)で集計した結果が以下のグラフである。
「導入なし/適用なし/現状は不明」が40.0%であることから、中堅・中小企業全体における60.0%はRPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントのいずれかのITアプリ開発ツールを利用していることがわかる。ただし、この傾向は年商規模によって大きく異なってくる。また、これらのツールをどのような業務アプリケーション分野(会計、販売、人事給与、CRM、文書管理など)に適用しているのか?の実態把握も大切だ。
本リリースの元となる調査レポート「2025年版 中堅・中小企業のITアプリ開発ツール利用実態と展望レポート」では、そうした様々な観点から、中堅・中小企業のRPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントの導入状況ならびに今後の導入予定を集計/分析している。次頁以降ではその一部をサンプル/ダイジェストとして紹介している。


■ローコード開発ツールの導入済み割合は年商規模が大きくなるにつれて2倍ずつ増加する
中堅・中小企業(年商500億円未満)と言っても、その範囲は多岐に渡る。そのため、ITアプリ開発ツールの導入状況を把握する際にも年商別の実態を押さえておくことが大切だ。以下のグラフは調査レポートの中から、ローコード開発ツールの導入済み割合を年商別に集計した結果である。
前頁のグラフが示すように、中堅・中小企業全体におけるローコード開発ツールの導入済み割合は16.0%である。だが、上記の年商規模別に集計した導入割合を見ると、小規模企業層(年商5億円未満):6.5%、中小企業層(年商5~50億円):12.3%、中堅企業層(年商50~500億円):24.2%といったように、年商規模が大きくなるにつれて導入割合は概ね2倍ずつ増えていることが確認できる。ローコード開発ツールはプログラミングがゼロになるわけではないため、情報システム担当/部門にも相応のスキルが要求される、もしくはSIerへのシステム開発委託が必要といった状況になりやすい。その結果、年商規模が小さくなるにつれて導入割合も低くなる傾向にある。
また「ノーコード開発ツールを導入している」といった場合はクラウドサービス(PaaS)として提供される形態を想起しがちだが、中堅・中小向け業務アプリケーションの中には独自アプリをWYSIWYG形式で作成できるツールを包含したものも以前から存在している。これらもユーザ企業から見ればノーコード開発ツールであるため、「業務アプリケーションに包含されたツールなのか?、それとも別途導入したものか?」を区別することも大切だ。以下のグラフは中堅・中小企業全体におけるノーコード開発ツールの導入済み割合を「別途」と「包含」に分けて集計した結果である。前頁で示したようにノーコード開発ツール全体
ここではローコード開発ツールに関するデータを掲載しているが、調査レポートにはノーコード開発ツール、AIエージェント、RPAについても、同様の集計データが収録されている導入済み割合は28.8%であった。一方、左記のグラフを見ると、「別途」は2割強、「包含」は2割弱であり、両者の合計は28.8%よりも高い数値となっている。つまり、「別途」と「包含」を併用する状態が多くを占めている状況が確認できる。その上で、「別途」が「包含」を上回っていることから、汎用的なノーコード開発ツールを業務アプリケーションとは別に利用するケースの方が多いことがわかる。これはPaaS形態のノーコード開発ツールが中堅・中小向け市場で注目を集めている状況とも合致する。調査レポートではRPA、ローコード開発ツール、AIエージェントについても同様に「別途」と「包含」を区別した集計/分析を行っている。


■AIエージェントの適用済み割合が若干高いアプリ分野はコラボレーション/CRM/文書管理
中堅・中小企業向けにRPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントを訴求する際には、全く新しい業務システムの開発よりも、既存の業務アプリケーションを改善する提案の方が堅実だ。そこで本リリースの元となる調査レポートでは、以下の10分野の業務アプリケーションに対し、 RPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントのそれぞれを適用している割合についても集計/分析を行っている。
■ERP ■生産管理 ■会計管理 ■販売・仕入・在庫管理 ■給与・人事・勤怠・就業管理 ■ワークフロー・ビジネスプロセス管理 ■コラボレーション(グループウェア/Web会議/ビジネスチャット/プロジェクト管理/タスク管理) ■ CRM(SFA、メール配信/共有、MA、名刺管理) ■ BI(ビジネスインテリジェンス、帳票)■文書管理・オンラインストレージサービス
以下のグラフは中堅・中小企業全体におけるAIエージェントの導入済み割合を適用対象となる業務アプリケーション分野別に集計した結果である。
AIエージェントは高い注目を集めているものの、黎明期とも言える現状の導入済み割合はいずれの業務アプリケーション分野においても1割未満に留まっている。とは言え、AIエージェントによる業務の効率化は不可避であり、IT企業としては「どの業務アプリケーション分野において、AIエージェントを訴求すべきか?」の判断が重要となってくる。
上記のグラフを見ると、業務アプリケーション分野間の差は僅かだが、コラボレーション、CRM、文書管理・オンラインストレージサービスの値が相対的に高くなっている。 この結果から、現段階のAIエージェント活用は「メールの内容や添付ファイルを自動で判別して、CRMの案件情報や文書管理フォルダに格納する」など、個人レベルでの業務効率化が中心であると考えられる。
一方、ERP、生産管理、販売・仕入・在庫管理、ワークフロー・ビジネスプロセス管理といった業務アプリケーション分野における導入済み割合は相対的に低くなっている。中堅・中小企業の業務効率を更に改善していくためには、個人レベルに留まらない社内の業務フロー全体に対してAIエージェントを適用していく取り組みも必要となる。
本リリースの元となる調査レポートでは、RPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントのそれぞれについて、「業務アプリケーション分野毎の今後の導入予定」や「ITアプリ開発ツールを活用する際の課題やニーズ」を集計/分析し、IT企業が取り組むべきポイントを提言している。次頁では、本リリースの元となる調査レポートの概要を掲載している。


本リリースの元となる調査レポート

『2025年版 中堅・中小企業のITアプリ開発ツール利用実態と展望レポート』
中堅・中小のユーザ企業を対象とした有効回答1300社の調査を実施し、RPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントの導入済み/導入予定の状況を年商別および10分野の業務アプリケーション分野毎に集計/分析、さらにユーザ企業とIT企業の双方におけるツール活用の課題やニーズも網羅。

【対象企業属性】(有効回答件数:1300社、調査実施期間:2025年7月~8月)
年商: 5億円未満 / 5億円以上~10億円未満 / 10億円以上~20億円未満 / 20億円以上~50億円未満 /50億円以上~100億円未満 / 100億円以上~300億円未満 / 300億円以上~500億円未満
従業員数: 10人未満 / 10人以上~20人未満 / 20人以上~50人未満 / 50人以上~100人未満 /100人以上~300人未満 / 300人以上~500人未満/ 500人以上~1,000人未満 /1,000人以上~3,000人未満 / 3,000人以上~5,000人未満 / 5,000人以上
業種: 組立製造業 / 加工製造業 / 建設業 / 卸売業 / 小売業 / 流通業(運輸業) /IT関連サービス業 / 一般サービス業 / その他:
地域: 北海道地方 / 東北地方 / 関東地方 / 北陸地方 / 中部地方 / 近畿地方 / 中国地方 /四国地方 / 九州・沖縄地方
その他の属性: 「IT管理/運用の人員規模」(12区分)、「ビジネス拠点の状況」(5区分)、「IT活用に関わる職責」(2区分)
【分析サマリ(調査結果の重要ポイントを述べたPDFドキュメント)の概要】
第1章: RPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントの導入済み割合
中堅・中小企業におけるRPA、ノーコード開発ツール、ローコード開発ツール、AIエージェントの導入済み割合を年商別や適用対象となる10分野の業務アプリケーション毎に集計/分析
第2章: RPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントの導入予定割合
中堅・中小企業におけるRPA、ノーコード開発ツール、ローコード開発ツール、AIエージェントの今後の導入予定を年商別や適用対象となる10分野の業務アプリケーション毎に集計/分析
第3章: RPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントの導入済み/導入予定の社数シェア
RPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントの3つの区分について、導入済み/導入予定の社数シェアを年商別に集計
第4章: ユーザ企業から見たRPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントを活用する際の課題とニーズ
ユーザ企業がRPA、ノーコード開発ツール、ローコード開発ツール、AIエージェントを活用する際に顕著に見られる課題やニーズを集計/分析
第5章: IT企業から見たRPA、ノーコード/ローコード開発ツール、AIエージェントを活用する際の課題 とニーズ
IT企業自身がRPA、ノーコード開発ツール、ローコード開発ツール、AIエージェントを活用する際に顕著に見られる課題やニーズを集計/分析

【発刊日】 2026年3月中旬予定 【価格】 225,000円(税別)

本データの無断引用・転載を禁じます。引用・転載をご希望の場合は下記をご参照の上、担当窓口にお問い合わせください。
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当調査データに関するお問い合わせ

株式会社 ノークリサーチ 担当:岩上 由高
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-13-10 武蔵野ビル5階23号室
TEL 03-5361-7880 FAX 03-5361-7881
Mail: inform@norkresearch.co.jp
Web: www.norkresearch.co.jp
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