社会連携講座「責任あるAI倫理の創造と持続可能な未来構築」を設置し、東京大学の学生などを対象に教育プログラムの提供を開始

東京大学

From: Digital PR Platform

2026-07-07 17:20


国立大学法人東京大学(以下「東京大学」)は、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)およびLINEヤフー株式会社(以下「LINEヤフー」)の協力の下、東京大学 大学院情報学環に社会連携講座「責任あるAI倫理の創造と持続可能な未来構築」(通称: AIR/E、エアー)を設置し、この社会連携講座で実施する教育プログラムの参加者を、2026年7月15日から募集します。この社会連携講座の設置は、東京大学、ソフトバンクおよびLINEヤフーが世界最高レベルのAI(人工知能)研究機関として2020年に設立した「Beyond AI 研究推進機構」の取り組みの一環です。


国立大学法人東京大学(以下「東京大学」)は、ソフトバンク株式会社(以下「ソフトバンク」)およびLINEヤフー株式会社(以下「LINEヤフー」)の協力の下、東京大学 大学院情報学環に社会連携講座「責任あるAI倫理の創造と持続可能な未来構築」(通称: AIR/E、エアー)を設置し、この社会連携講座で実施する教育プログラムの参加者を、2026年7月15日から募集します。この社会連携講座の設置は、東京大学、ソフトバンクおよびLINEヤフーが世界最高レベルのAI(人工知能)研究機関として2020年に設立した「Beyond AI 研究推進機構」の取り組みの一環です。

「責任あるAI倫理の創造と持続可能な未来構築」は、AI倫理を単なる理念や規範として捉えるのではなく、実際の課題を踏まえて研究開発や事業設計のプロセスに組み込むために、AIガバナンスの実践的な担い手を育成することを目的とした社会連携講座です。社会連携講座とは、大学などの教育機関が民間企業などの学外機関との連携により設置する組織で、特定の課題やテーマに関する教育・研究の推進および人材育成に一定期間継続して取り組むものです。この社会連携講座では、東京大学の学生などを対象に、AI倫理などに関する教育プログラムを提供する他、シンポジウムや研究発表会などの機会を設けて、国内外に向けて広く研究成果を公開する予定です。特に、責任あるAI(※)の策定に向けた「クリティカルAIスタディーズ」を、学際的・国際的な視点から理論的および実証的に研究することに注力します。「クリティカルAIスタディーズ」とは、ELSI(Ethical, Legal and Social Issues)やAI倫理の議論の前提とされている既存の人間観・社会観・価値秩序を問い直す研究分野で、この社会連携講座の前身である「B’AI Global Forum」から引き継ぎ、さらに研究を発展させていくことを目指します。

※ AIを開発する企業などがAIの公平性や安全性、透明性を担保するための方針

この社会連携講座で提供する主な教育プログラムは下記の通りです。

・レクチャーシリーズ
東京大学の学生およびソフトバンクの社員を対象に、「正義」「創造性」「安全保障」などさまざまなテーマを通してAIの倫理的課題を多面的に学べる講義を実施します。AI倫理をめぐる課題や解決策を自ら発見し、研究開発や事業設計、ガバナンスに実践的に生かせるスキルを持った人材の育成を目指します。

・フィールドトリップ
ソフトバンクが連携する自治体などに、AIを活用した地域社会の課題解決策を提案し、AIの活用時に生じる倫理的な問題を探求するフィールドトリップを、東京大学の学生を対象に提供します。さまざまな課題の核心を読み解く力と、多角的な解決策を考える創造力の育成を目指します。

・ワークショップ
レクチャーシリーズやフィールドトリップ、その他の研究会やイベントの参加者を対象に、少人数のグループでAI倫理に関する課題を議論するワークショップを提供します。研究・開発・実装のさまざまな段階で生じるAI倫理の課題を解決するための思考法や対処法の習得を目指します。

■「責任あるAI倫理の創造と持続可能な未来構築」の概要
  • 設置期間
   2026年4月1日~2029年3月31日(3年間)
  • 設置機関
   東京大学 大学院情報学環
  • 連携機関
   ソフトバンク、LINEヤフー
  • 担当教員
   東京大学 特任教授(兼務) 田中 東子
   東京大学 特任教授(兼務) 筧 康明
   東京大学 特任教授(兼務) 久野 愛 ほか
  • 公式ウェブサイト
    (リンク »)

東京大学 大学院情報学環 教授 田中 東子の紹介
博士(政治学)。カルチュラル・スタディーズ学会代表幹事。メディア・スタディーズ、ジェンダー・スタディーズ、カルチュラル・スタディーズの研究を推進する。第三波以降のフェミニズム理論に基づき、デジタル・メディアにおける女性たちの実践に関する調査・研究を行う。『メディア文化とジェンダーの政治学』『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』『ガールズ・メディア・スタディーズ』『ジェンダーで学ぶメディア論』など、多数の著書・編著・翻訳があり、幅広い領域でメディア批評を行っている。

東京大学 大学院情報学環 学環長 目黒 公郎のコメント
「現在、AIはさまざまな分野で活用され、大きな成果を出す一方で、人や社会に与える負の影響が散見される状況です。早急に「責任あるAI」を創造しないと、今後、ますます進展するAI技術を正しく利活用することは困難になるでしょう。文理を含む多様な学術の融合研究と教育を長きにわたって実践してきた情報学環・学際情報学府とソフトバンクおよびLINEヤフーが連携することで、「仏作って魂入れず」の状況を打破できると期待しています」

なお、この社会連携講座のキックオフシンポジウムを、2026年7月15日に開催します。このキックオフシンポジウムはどなたでも参加できます。社会連携講座の狙いや具体的な取り組みを紹介する他、東京大学 理事・副学長の林 香里による基調講演をはじめ、AI分野の専門家による特別講演などを予定しています。また、東京大学 教授 筧 康明と株式会社Qosmo代表取締役 徳井 直生氏によるトークセッションでは、アートなどのクリエイティブな活動とAI倫理の関係を考える、異分野共創に関するディスカッションを行います。

■キックオフシンポジウムの概要
【日 時】2026年7月15日(水) 午後1~4時(午後0時30分開場)
【会 場】東京大学 大学院情報学環・福武ホール 地下2階 福武ラーニングシアター
【主 催】責任あるAI倫理の創造と持続可能な未来構築
【登壇者】井上 伸一(ソフトバンク株式会社 次世代事業開発本部 Beyond AI推進室 Beyond AI運営部 部長)/目黒 公郎(東京大学 大学院情報学環 学環長)/林 香里(東京大学 理事・副学長)/徳井 直生(株式会社Qosmo 代表取締役/跡見学園女子大学情報科学芸術センター 特任教授)/筧 康明(東京大学 大学院情報学環 教授)/小川 公代(上智大学 教授)/カテライ・アメリア(筑波大学 助教)/田中 東子(東京大学 大学院情報学環 教授)/久野 愛(東京大学 大学院情報学環 准教授)/萩谷 昌己(東京大学 Beyond AI研究推進機構 機構長)
【申込先】 (リンク »)  (詳細はこちら)

【プログラム】
13:00〜13:05 ご挨拶(井上 伸一、目黒 公郎)
13:05~13:50 基調講演(林 香里)
13:50~14:20 トークセッション(徳井 直生、筧 康明)
14:20~14:40 休憩
14:40~15:10 特別講演(小川 公代)
15:10~15:40 特別講演(カテライ・アメリア)
15:40〜15:55 社会連携講座の紹介(田中 東子、久野 愛)
15:55〜16:00 ご挨拶(萩谷 昌己)

▼本件に関する問い合わせ先
【本件に関する問合せ先】
東京大学大学院 情報学環 
「責任あるAI倫理の創造と持続可能な未来構築」社会連携講座 事務局
Tel:03-5841-1216
E-mail: air.e.inquiry@gmail.com

【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)
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