古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長、CEO:森平英也、以下「古河電工」)、アストモスエネルギー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤利宣、以下「アストモスエネルギー」)、およびSHV Energy N. V.(本社:オランダ・ホーフトドルブ、CEO:Patrick van der Voort、以下「SHV Energy」)の3社は、グリーンLPガスの新規合成技術の開発に関して、共同開発契約(JDA、Joint Development Agreement)を締結しました。
■背景
2050年カーボンニュートラルの実現と持続可能なエネルギー供給に向け、当社はこれまで培ってきたメタルおよびポリマーの製造・加工技術を活用し、畜産由来のバイオガスから合成ガスを経て、プロパンを含むLPガスを高選択的に生成する触媒プロセスを独自に開発しました。
アストモスエネルギーは、LPガスの三国間取引や輸入を主軸に世界規模でLPガスの輸送・供給をしている輸入・トレーディング事業者です。
SHV Energyは、LPガスや小規模LNGなどのオフグリッドエネルギーを世界的に供給するリーディングカンパニーであり、米州、欧州、アジアの21の国・地域で事業を展開しています。また、バイオLPガスや再生可能DME(rDME)などの持続可能な燃料の普及推進にも積極的に取り組んでいます。
古河電工、アストモスエネルギー、SHV Energyの3社は、2023年に締結し、2025年に延長した基本合意書(MOU、Memorandum of Understanding)に基づき、バイオガスを原料とするグリーンLPガスの合成技術のラボ検証、プロセス設計と開発、および経済性分析を進めてきました。
■内容
この度、古河電工、アストモスエネルギー、SHV Energyは、グリーンLPガスの原料多様化を目指し、再生可能アルコール(注)を原料とする新規グリーンLPガス合成技術の開発を推進するため、JDAを締結しました。本件は、これまでに3社で取り組んできた畜産由来のバイオガス(二酸化炭素およびメタン)を原料としたグリーンLPガスの製造技術開発におけるパートナーシップの延長線上に位置付けられるもので、当社がこれまで培ってきた触媒技術やプロセス開発力と、アストモスエネルギーおよびSHV Energyが持つ国際的なLPガスの供給網や商業化に関する知見を組み合わせ、3社の強みを活かして技術開発と事業化検討を推進します。
エネルギー転換を実現するためには、原料供給の地理的制約を受けにくく、大規模な生産が可能なソリューションの確立が求められており、グリーンLPガスの普及のためには、多様な製造ルートの確立が不可欠とされています。本共同開発では、世界中で入手しやすい再生可能原料であるアルコールから高純度なプロパンを合成するという新たな製造ルートの確立に向け、新規合成技術のラボ検証やプロセス設計開発、経済性分析を実施し、実現の可能性を検討していきます。
(注)植物や廃棄物などの再生可能な資源(バイオマス)から作られるアルコール燃料
関連ニュースリリース
海外でのグリーンLPガス共同検討に関する基本合意書(MOU)を延長
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■古河電工グループについて
当社グループは、メタル・ポリマー・フォトニクス・高周波の4つのコア技術を強みに、情報通信、エネルギーなどのインフラ、自動車およびエレクトロニクスなどの分野において多岐にわたる事業を展開しています。パーパス「『つづく』をつくり、世界を明るくする。」のもと、光通信の高度化やカーボンニュートラルへの対応、モビリティの進化など社会課題の解決に挑み、次世代インフラの構築と発展に寄与しています。
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