FRONTEOは、独自開発の自然言語処理AI(人工知能)エンジン「KIBIT」を活用し、児童虐待を早期に検知するサービスの提供を開始した。
KIBITでは、過去の例や経験者の勘・感覚といった「暗黙知」を基に選んだ文書を教師データとして与え、文書の特徴を学習させることで、その判断軸に沿って見つけたい文書を効率よく抽出する。教師データが少量であっても、大量のデータを短時間で解析して仕分けられるのが特徴だという。
今回提供するサービスでは、数ある相談記録や面談記録などから実際に児童虐待と認定された相談内容や重篤化したケースの相談内容を教師データとし、ベテランの児童福祉司や相談対応者の判断軸を学ぶ。その上で、自治体や児童相談所で受け付けた虐待に関係する可能性がある相談記録や、家庭訪問での面談記録のテキストを解析する。

KIBITによる相談記録の解析イメージ(出典:FRONTEO)
また、KIBITは教師データの文章に類似度が高い文章から順番に並べ替えることができるため、相談対応者は早期に対応が必要な可能性のある記録から順に確認することが可能。これにより、児童虐待の疑いがあるケースを見逃すことなく、早期に対応することが期待される。また同サービスでは、各自治体や児童相談所のニーズ合わせて設計することができるという。

