Microsoftは4月に、次期Windows「Longhorn」の新しいテストバージョンを開発者向けにリリースする計画だ。
Microsoftは、4月25日〜27日にシアトルで開催されるWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)で、Longhornの開発者用プレビューの最新版を発表する計画であることを、開発者に宛てた米国時間16日付けの電子メールのなかで明らかにした。
同社は、WinHECの情報を掲載した自社サイトのページも更新したが、更新のほとんどはLonghornに関するものだ。
このページを見ると、MicrosoftがLonghornを開発するうえで、現行Windowsのどの部分を改善しようとしているのかを知ることができる。同社が力を入れている分野として、プリント機能の拡充や、パワーマネジメント機能の改良、PCと携帯電話を直接接続するための新機能などが挙げられる。また、このページにはモバイル技術に関する記述もある。
同社は2004年秋にLonghornの機能を縮小する計画を発表しているが、4月に発表されるプレビュー版は、計画変更後のLonghornを見る初めての機会となる。
同社は2004年8月に、Longhornの核となる3つの技術すべてに影響する変更を発表した。その結果、ファイルシステム機能の「WinFS」は、ベータ版の状態でリリースされることになった。また、「Avalon」という新しいグラフィカルインターフェースとWebサービス・通信技術「Indigo」は、Longhornだけでなく現行のWindows XPのアップグレードとしてもリリースされることが明らかになった。
同社は既に、Longhornの開発者用プレビュー版を何回か提供しているが、どのバージョンも計画が変更される以前のものだ。
同社は今月に入り、開発者用のプレビュー版以外にも、全ての機能を搭載したLonghornのベータ版を6月末までにリリースする計画であることを明らかにしている。またLonghornの正式バージョンは来年後半にリリースされる予定だと、同社は述べる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。