ユニバーサルソリューションシステムズ(USS、山口浩行社長)は1月11日、 日本アイ・ビー・エム(日本IBM、大歳卓麻社長)と、介護業界向けITソリュー ションや中堅・中小企業向けITソリューションの販売などで業務提携を行うと 発表した。
USSは、外食業界や中食業界、アミューズメント業界など、複数業種の顧客 に対してアプリケーションをASP形式で提供している。また、日本IBMは、USSへのサービスを安定供給するために、同社のサーバーやミドルウェアによるシステムインフラの構築・運用を支援してきた。
介護業界向けITソリューションでの提携では、これまでUSSが開発・販売し てきた中堅・中小企業向けのソリューションノウハウと、日本IBMが持ってい るタッチパネルやICチップなどのテクノロジーを活用して、新規介護事業者向 けソリューションを開発。また、既存の介護事業者に加え、高齢者や要介護者 向けにさまざまなサービスを提供する企業群に対しても、マーケティングや提 案活動を推進する。中堅・中小企業向けITソリューションの提携では、USSの 持つ業務系ITソリューションのノウハウと日本IBMが持つ基幹系システムの構 築や運用のノウハウを合わせて共同で営業活動を行う。
この提携により、USSは日本IBMの顧客層を自社の新規見込み顧客として開拓 が可能となる。一方、日本IBMは既存顧客のシステム化ニーズに総合的に対応 できるようになり、ASP形式による業務系システムにも関心を持つ新規顧客層 の開拓も期待できる。なお、USSでは、同提携により、07年3月期で5億円の受 注獲得を目標としている。