スカイリー・ネットワークスは2月1日、組み込み用P2P無線通信ソフトウェアの新製品「DECENTRA Advance」の提供を開始すると発表した。2月上旬よりパートナー企業向けに先行提供し、2月下旬よりSDKとして一般提供を始める。
パソコン、携帯情報端末(PDA)、家電製品などに、機器間の直接通信機能を実装する。新製品は、動作レイヤをIP層の下に移動。ネットワークが透過的に動作するよう改良を施した。
既存のTCP/IPアプリケーションを修正せずに、アドホックネットワーク上で動作させることが可能。またカプセル化により、暗号化通信に未対応のアプリケーションにトリプルDES暗号化通信機能の付加を行える。このほかゲートウェイモードで動作させることで、メール送受信やウェブサイト閲覧機能などを提供できる。
無線LANカードやドライバへの依存度が低く、さまざまな動作環境に対応するという。対応プラットフォームはWindows XP/2000、Windows Mobile 5.0/Mobile 5.0 software for Pocket PC、Linux。