エンタープライズ向け検索システムベンダーである英Autonomyは、11月12日付けで同社日本法人の代表取締役に杉本弘康氏が就任したと発表した。
杉本氏は、米国で1974年より20年以上にわたってComputer Sciences Corporation、Ernst & Whiney、Software AGで主に日本、東南アジア地域を担当する要職を歴任した。その後、1997年にシークエント・コンピューターズ・ジャパンの代表取締役。1999年、日本IBMでWebサーバー製品事業部、事業推進担当として従事した後、カナ、ブリオ・ソフトウェア・ジャパン、日本ドキュメンタム、インターウォーブン・ジャパンでそれぞれ代表取締役を歴任した。
Autonomy、CEOのStouffer Egan氏は、杉本氏の就任に関して「我々は、このような経験豊かなエグゼクティブが日本のオートノミーをリードしていくことを大変喜ばしく思っています。我々は日本市場の成長および長期の投資に対してコミットしていますが、杉本も同様に、日本市場での販売強化にコミットしています」とコメントしている。
Autonomyは、2007年7月にコンテンツアーカイブおよび企業内検索ソリューションを手がける米ZANTAZを買収。ZANTAZ製品とAutonomyのエンタープライズサーチプラットフォーム「IDOL」とを統合した情報リスクの管理ソリューションの提供を行っている。杉本氏によれば、2008年には日本市場においても同ソリューションを投入する計画という。