有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月10日、Rockwell Automation製のイーサネットブリッジである「ControlLogix 1756-ENBT/A EtherNet/IP Bridge」に、クロスサイトスクリプティングおよびURLリダイレクトの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で公表した。
この製品は、ログファイルやステータス情報を表示する際にウェブインタフェースを使用する。このウェブインタフェースに複数の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。結果として、データが偽造されたり、やユーザーが意図しないサイトへ誘導されたりする可能性がある。
現時点で、ベンダーからこの脆弱性への対策方法は発表されていない。なお、オペレーター向けのコンピュータをインターネットに接続させないことで、攻撃を軽減できるとしている。