Appleは米国時間3月17日、カリフォルニア州クパチーノ本社で「iPhone 3.0」に関連したイベントを開催した。ここでは、その様子を時間軸にそってお届けする。
9:53 a.m.:開場し、人々が着席している。来場者は250~300人といった感じか。
10:01 a.m.:Appleの「iPhone」および「iPod」マーケティング担当バイスプレジデントGreg Joswiak氏が登場。「iPhone OSをプレビューする予定だ」
10:02 a.m.:Joswiak氏、iPhoneの近況を紹介。2008年には80カ国で1370万台が販売されたという。Appleは現在までに、1700万台のiPhoneを販売したことになる。
10:03 a.m.:iPod touchにもiPhone OSが搭載されているため、Appleは2008年末までに、iPhoneとiPod touchを合算で3000万台販売したという。2008年発表のSDKは、80万回ダウンロードされ、iPhone Developer Programの開発者は5万人となった。
10:05 a.m.:その開発者の62%はAppleが初めてという開発者だったという。
10:08 a.m. :iPhoneソフトウェア開発を統括するScott Forstall氏登場。
10:10 a.m.:Forstall氏は、2008年発表のiPhone SDKについて振り返り、改善したことを発表。Apple技術者が使用しているのと同じAPIがSDKでは使えていたが、1000以上のAPIをアンロックしたと述べる。
10:12 a.m.:Forstall氏は、価格なApp Storeのポリシーについて語る。しかし、一部の開発者は、サブスクリプションなど、他のビジネスモデルに興味がある。Forstallは、雑誌やゲーム開発者を例に、ゲームレベルをゲーム内で販売したい場合や、電子ブックなどアプリケーション内でコンテンツを販売したい場合について語る。iPhone 3.0でAppleはこのようなビジネルモデルをサポートするという。
10:14 a.m.:それは、In-App Purchaseと呼ばれ、例えば、雑誌などでは、アプリケーション内でのサブスクリプションの更新を可能にする。ゲームでは、例えば、レベルが10あり、それ以上のレベルに進みたい場合、アプリケーション内で新しいレベルのダウンロードが促されるようになる。iTunesアカウントで利用可能となる。
10:15 a.m.:アプリケーション内で生じる売り上げの70%を得ることができる点は変わらない。これは、有料アプリケーションに限定。
10:16 a.m.:次は、ピアツーピアネットワーキングのサポート。これにより、特定範囲内にあり、同じゲームをしている他のiPhoneやiPod touchの検出が可能となる。iPhone 3.0は、自動的に他のアプリケーションをBluetooth経由で発見する。ペアリングはない。Bonjourがバックエンド技術として使われているという。ただし、この機能はゲームに限定されているということではない。
10:18 a.m.:次はアクセサリ。アクセサリ開発企業は、アクセサリに直接アクセスするようなアプリケーションを開発可能となる。例えば、iPhoneからスピーカーの音をコントロールするようなアプリケーションを内蔵したイコライザの開発が可能となる。
10:21 a.m.:Mapsアプリケーションを次に紹介。開発者は、iPhone 3.0ではMaps APIにアクセスできるようになり、アプリケーションに地図を埋め込むことができるようになる。