NRIセキュア、ファイルに重要度のラベル付与して情報資産を管理するソフト提供

田中好伸(編集部) 2009年10月28日 18時58分

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 NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は10月28日、電子ファイル情報資産を重要度別に識別、整理を行うソフトウェア「SecureCube / Labeling」の提供を開始。クライアントPC向けの「SecureCube / Labeling Personal」の無償公開を開始した

 企業が保有する情報資産は常に増え続けており、さまざまな情報資産が複数のファイルサーバやクライアントPC、外部記録媒体などに散在している。対応して多種多様なセキュリティ対策製品が提供され、情報漏洩対策も行われているが、企業内の情報資産の流出は完全に防止できていないのが現状だ。

 NRIセキュアでは、「情報資産が散在し、把握・管理ができていない」「情報資産の取り扱いルールを現場へ徹底させたい」という企業のニーズからSecureCube / Labelingを開発したとしている。クライアントPC側で情報資産を識別、整理するLabeling Personalとサーバ側で情報資産の利用状況を収集、統合して管理する「SecureCube / Labeling Enterprise」の2種類を用意した。

 Labeling Personalは、クライアントPCでユーザーが電子ファイル(Word、Excel、PowerPoint)を作成、保存する時点で、ファイルの重要度を「極秘、関係者限、社内限、公開」などユーザーが自由に設定できるラベルから選択して付与する。ラベルを付与した電子ファイルを格納場所や機密情報区分などユーザーが設定した項目に沿って識別して、一覧にする情報資産管理台帳を作成できる。

イメージ図 SecureCube / Labelingのイメージ図
※クリックすると拡大画像が見られます

 これによって、情報漏洩を未然に防ぐための対策と、重要度の把握や管理ができる基礎が作られることになる。現時点での対応するファイルはMicrosoft Office 2003/2007だが、今後は種類を拡大するとしている。

 サーバ向けのLabeling Enterpriseは、Labeling Personalと組み合わせて全社レベルで統合的な情報資産の管理が可能になるという。主な機能として(1)ユーザーが識別、整理した情報資産を収集して、企業全体の統合資産管理台帳を多角的な視点で作成、(2)ユーザーが付与するラベルのポリシーを全ユーザーに対して統一、(3)電子ファイルにアクセスして、ラベルを付与したログを統合管理することで、情報資産に対するアクセスログを統合管理、分析、リポート化する――という3つを搭載している。Labeling Enterpriseは2010年1月の発売を予定している。

 SecureCube / Labelingは、Labeling Personalでのクライアント運用から開始して、必要に応じてLabeling Enterpriseと組み合わせたサーバ運用へ切り替えることができる。組み合わせて運用する場合、付与したラベル情報は引き継がれるため、切り替え作業などは発生せず、より効果的に企業内で取り扱う情報資産の識別、整理が実現するとしている。

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