NEC、人工衛星の組立施設を稼働--最大8基に並行で対応

山田竜司 (編集部) 2014年07月03日 16時37分

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 NECは7月2日、同社の府中事業場内で人工衛星の組み立てや評価、試験などができる「衛星インテグレーションセンター」の稼働が開始したと発表した。既存工場と合わせて最大8基の人工衛星を並行して組み立て可能になる。

 衛星インテグレーションセンターは、高さ50メートル、フロア面積9900平方メートルで、大型スペースチャンバーや20メートルを超える室内高の空間作業室(ハイベイ)を備え、大型衛星にも対応できる。震度6強に耐えられるという。

 投資額は、建屋と設備を合わせて約96億円。経済産業省のイノベーション拠点立地推進事業に採択されたことで、NECの実質的な投資額は約76億円とした。

 NECは、相模原事業場(神奈川県相模原市)に展開する小型衛星組み立て工場に衛星インテグレーションセンターが加わり、人工衛星の標準プラットフォーム「NEXTAR(NEC Next Generation Star)」シリーズの自社一貫生産体制が整ったことになる。環境監視や災害監視、測位などの衛星インフラ整備、アジアをはじめとする宇宙新興国の衛星需要などを取り込み、2020年度の宇宙関連事業規模1000億円を目指す。


衛星インテグレーションセンター (左)大型スペースチャンバー (右)

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