ヘルスケア事業を手掛けるRIZAPの親会社である健康コーポレーションは8月13日、医療ビッグデータに基づく統計モデルを活用した消費者向けサービスを提供すると発表した。
RIZAPは、医療機関と連携し、解剖学、運動力学、生理学、栄養学の理論に基づくメタボリック症候群の予防、改善事業を手掛けている。医療費増大という社会問題に取り組むため、サービスの開始を決めたとのこと。
具体的には顧客の血液検査データや体組成計データを統計解析モデルと連動させることにより、将来かかる顧客の医療費負担額を推計する。さらに、RIZAPのサービスにより、負担額軽減がどれだけ期待できるかを示すという。
医療費負担の観点からRIZAPのサービスの費用対効果を説明できるため、カウンセリングに来た顧客に利点を説明しやすくなるという。また、科学的および医学的見地の双方から、より精度の高いトレーニングを提供できるようになるとしている。
今後、予防医療領域の市場拡大、医療機関と提携した高齢者市場の顧客基盤の獲得、医学的見地を活用した学術ノウハウの取得など医療分野への進出をさらに加速する考えだ。
サービスの提供イメージ