CIA、Wi-Fiルータをハッキングか--WikiLeaks公開の機密文書で明らかに

Zack Whittaker (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部 中村智恵子 高森郁哉 (ガリレオ) 2017年06月19日 10時45分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 流出した機密文書によって、米中央情報局(CIA)が長年にわたり、家庭やオフィス、公衆の無線ルータをハッキングし、秘密裏に監視していたことが明らかになった。

 今回の文書は、WikiLeaksが公開している一連の機密文書の一部とされている。この文書から、Engineering Development GroupというCIAのエリートハッキング部門の活動が明らかになっている。

 数十件のファイルの中には、CIAによるネットワークやコンピュータを標的としたハッキングを可能にする、複数のハッキングツールスイートの存在を示すユーザーおよびインストールガイド、マニュアル、「機密」と記されたマップやチャートがある。

 そうしたツールの1つである「CherryBlossom」では、標的となるインターネット活動の監視、使用ブラウザのリダイレクト、電子メールアドレスや電話番号、ソフトウェアの脆弱性の監視などが可能だという。

CherryBlossom CIA WikiLeaks

 ルータは通信ネットワーク全体の中継拠点となるため、情報機関とハッカーの両方にとって今なお重要なターゲットだ。なぜルータがそれほど狙われるのかといえば、往々にしてセキュリティの脆弱性が多数存在し、つけ込むのが容易だからだ。

 2010年付の一部文書によると、CIAは2012年中頃までに、「ASUS、Belkin、BUFFALO、Dell、D-Link、Linksys、Motorola、Netgearといったメーカー10社による、およそ25種類のデバイス向けの」インプラントを開発していたという。

 今回流出したCIAの文書にはこう書かれている。「一般的に、デバイスの製造、モデル、ハードウェアバージョンが一度サポートされると、そのデバイスの基本的なハードウェアやOSが変更されない限り、以降のファームウェアバージョンや国際的なファームウェアバージョンを埋め込むのは簡単だ」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算