IDC Japanは4月27日、国内エンタープライズアプリケーション/ソリューション市場の2008年分析と、2009年から2013年までの投資額予測を発表した。
まず、2008年の実績については、CRM(顧客関係管理)市場が4882億円、ERP(企業資源計画)市場が9269億円、SCM(サプライチェーン管理)市場が3058億円、BA(業務分析)市場は8169億円となった。11月ごろから急速に企業の投資が抑制され、IDC Japanの当初予測を下回る結果となった。
今後の市場規模については、以下のように予測している。
- CRM市場:年間平均成長率(CAGR)3.8%、2013年に5896億円
- ERP市場:同3.5%、2013年に1兆990億円
- SCM市場:同3.2%、2013年に3588億円
- BA市場:同3.3%、2013年に9621億円
CRMとBAにおいては金融、ERPとSCMにおいては製造分野での投資額が大きいが、2009年から2013年にかけては、CRMで医療、ERPで官公庁、SCMでプロセス製造業、BAで地方自治体の投資がそれぞれ多くなる見込みだ。