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クラウドネイティブで日本を元気に!「CNBF」が第1回Meetupを開催

ZDNet Japan Ad Special

2020-03-17 15:00

[PR]CNBF(Cloud Native Bright Future)実行委員会が主催する「CNBF Meetup 〜クラウドネイティブで、企業情報システムに明るい未来を切り開くMeetup〜」が、2020年1月29日開催された。

 CNBF(Cloud Native Bright Future)実行委員会が主催する「CNBF Meetup 〜クラウドネイティブで、企業情報システムに明るい未来を切り開くMeetup〜」が、2020年1月29日開催された。CNBFは、日本企業の情報システムにクラウドネイティブ技術を広め、日本企業の活性化につなげたいという有志によって発足されたコミュニティ。第1回のMeetupとなる今回は、発足メンバーでもある高良真穂氏(日本IBM)、青山真也氏(サイバーエージェント)、長谷川誠氏(サイバーエージェント)、清水勲氏(ミクシィ)の4人が、それぞれの立場からクラウドネイティブに関する知見を語った。
※最後にセッション動画へのリンクがありますので是非ご覧ください

クラウドネイティブによるアプローチ方法

高良真穂氏(日本IBM)
高良真穂氏
(日本IBM)

 高良真穂氏は、日本IBMで Kubernetes/OpenShift の啓蒙や教育活動を推進しながら、コンテナ~Kubernetesの入門書などを世に送り出してきた。最初の登壇者として「コンテナを活用することで始めるクラウドネイティブとは︖」と題して、現在進行する第四次産業革命と技術的な関係からクラウドネイティブを解説した。

 これからの社会においては、自動運転をはじめとして、さまざまな生活インフラがリアルとバーチャルで連携して機能していくようになる。生活と密接になればなるほどシステムの責任は重くなり、要件は厳しくなる。例えば24時間365日稼働、需要に応じたスケール、エッジとクラウドでの運用共通化、ベンダー非依存となる業界標準の実行基盤、CI/CD、大規模なマイクロサービス運用、大量にデータが生成されるなかでの蓄積と活用などが求められてくる。

 「システム要件が厳格化するなか注目されているのが、クラウドネイティブを推進するCloud Native Computing Foundation(CNCF)が開発を進めているKubernetesだ。可用性や拡張性といった目指すべきゴールはこれまで変わらないものの、クラウドネイティブにより、アプローチ方法と推進方法は大きく変わる」と高良氏は言う。

 つまり、クラウドネイティブはダイナミックな環境において、スケーラブルなアプリケーション構築および実行のための能力を組織にもたらす。実際に用いる技術要素となるのがコンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イミュータブルインフラストラクチャ、宣言型API、コンテナオーケストレータなどだ。

 特に重要になるのがコンテナだ。これまでの仮想サーバーにおける可搬性の境界面はハイパーバイザーよりも上だったところ、コンテナではLinuxOSよりも上となる。これにより、アプリに必要な固有スタックはOSライブラリからアプリケーションまでとなる。これがイミュータブルインフラストラクチャと呼ばれるものだ。

図:仮想サーバーとコンテナの違い
図:仮想サーバーとコンテナの違い

 「仮想サーバーで構成される従来型基盤ではシステム管理者や運用者の作業負荷が高かった。一方、イミュータブルインフラストラクチャでは管理対象が減るため、運用負荷が減る。コンテナに必要なものを詰め込んで使い捨てにできる。エンジニアがアプリケーション開発に専念できるのが大きなメリットだ」(高良氏)

 マイクロサービスアーキテクチャ(MSA)も重要な要素となる。かつてのSOA(サービス指向アーキテクチャ)はトップダウン的なアプローチだったのに対して、MSAはボトムアップで目的を素早く達成して課題に対処するのが違いとなる。そのなかでサービスメッシュはマイクロサービスを推進する基盤となる。

 宣言的APIは結果を依頼する形で記述する。例えば従来の手続き型APIでは、「ドアAの前に進み、ドアノブをつかみ……」と細かく指示しなくてはならなかった。宣言的APIは「ドアAを開いた状態に変更」といったように詳しい動きは任せるため、生産性が大きく向上するだろう。

知見共有のためのコミュニティやミートアップの重要性

青山真也氏(サイバーエージェント)
青山真也氏
(サイバーエージェント)

 続いて登壇した青山真也氏は、勤務先のサイバーエージェントで、プライベートクラウド上にKubernetes基盤を作ったり、クラウドネイティブ系のテクノロジーを使っているプロダクトに対して支援を行ったりするインフラエンジニアとして活動。その傍ら、KubernetesやDockerに関する書籍の執筆も行っており、世界で2番目にCertified Kubernetes Application Developer、138番目にCertified Kubernetes Administratorの認定資格を取得している人物でもある。

 この日は、「ベンダーニュートラルなオープンソースコミュニティが描く未来とは」をテーマに講演。冒頭で、The Linux Foundationのサブプロジェクトであり、クラウドネイティブなプロダクトを管理するCloud Native Computing Foundation(CNCF)の紹介をした。

 「クラウドネイティブに使えるテクノロジーは数多くあるが、そのなかでCNCFが管理しているプロダクトは30~40個くらい。現時点ではKubernetesをプラットフォームとして、その周辺で使えるプロダクトが多い。各プロダクトは成熟度に応じて、『GURADUATED』『INCUBATING』『SANDBOX』の3段階に分けられているので、企業が採用しようとする際に一つの判断基準になるはずだ。また、CNCFには多種多様の500社くらいの企業が参加して中立的に開発が進められており、特定の企業に偏った技術になりにくいことも、企業が採用しやすいのではないかと思う」(青山氏)

図:成熟度に応じた3つのレベル
図:成熟度に応じた3つのレベル

 また、青山氏はコミュニティの重要性についても言及した。

 「エンジニアや関係者がクラウドネイティブに関する技術をキャッチアップするには、知見や事例を共有できるコミュニティが必要だ。OSSと商用製品の使い分けといった答えが出ていない問題の議論やエコシステムの拡大を進めていくためにもコミュニティは重要な役割を果たしていくだろう。だからこそ、CNBFが立ち上がったというわけだ」(青山氏)

 そのうえで青山氏は、海外、日本におけるカンファレンスやコミュニティの状況を紹介してくれた。海外のクラウドネイティブに関する代表的なカンファレンスとして挙げられるのが「KubeCon+CloudNativeCon」だ。2019年は米国サンディエゴで開催され約1万2000人が参加した。参加者の出身国で見ると日本は3番目に多い。国内におけるKubernetesやクラウドネイティブへの興味、期待が非常に高いと言える。2020年はアムステルダムで開催される予定だ。

 海外への参加は費用面でも負担が大きいので、国内のクラウドネイティブに関するコミュニティやミートアップに目を向けることも大事だ。多くの事例や技術情報を得ることができる機会は、すでに日本においても数多くある。PaaSJP、Docker Meetup Tokyo、Rancher JP、Cloud Native Meetup Tokyo、Kubernetes Meetup Tokyoなどだ。

 「テクニカルな内容がいい、クラウドネイティブのアーキテクチャーについて相談したい、特定のプロダクトや技術領域について情報収集したい、それぞれの目的に応えてくれるMeetupがあるので、ぜひ顔を出してみて欲しい。このCNBF Meetupでは、今後、企業の情報システムのクラウドネイティブ化の事例を紹介していく計画だ」(青山氏)

 青山氏が注目しているのは、「Cloud Native Days {Tokyo | Fukuoka | Osaka} 2020」で、東京では2020年9月8日から開催予定とのことだ。

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