社内導入で蓄積したノウハウを生かしNEC×VMwareを業種、規模に問わず推進する-NEC

ZDNet Japan Ad Special

2009-10-20 15:04

業界、事業規模に問わずVMwareを展開、ECO CENTERとVMwareでさらなる省電力に貢献

 1994年に販売が開始されたNECのPCサーバ「Express5800シリーズ」は、日本のメーカーである強みを生かし、高性能のみならず、日本のオフィス環境にあった製品を提供してきた。この取り組みが評価され、13年連続で国内シェアナンバーワンを獲得している。

日本電気株式会社
ITプラットフォームマーケティング本部 仮想化推進センター長
中山儒一氏

 NECの中山氏は、「弊社はPCサーバの販売台数が多いことで、お客様のニーズをいち早く捉えられるのが強みのひとつです。VMware製品についてもお客様の『古くなったアプリケーションを使い続けたい』、『統合化してコストを下げたい』という声に対応するために2002年よりいち早く取扱いを開始しました。当初はサーバの性能も今ほど高くなかったため、開発環境やテスト環境としての導入でしたが、ここ数年はサーバスペックの向上により本格的に業務システムに採用されています」と話す。実際にNECは、自治体や大学などの学校関係、そして、民間企業は中小企業から大企業に至るまでVMwareを軸にシステムを納入している。

 また、NECで特徴的なのは、昨年、エコプロダクツ大賞、環境大臣賞やグリーンITアワード2008、経済産業大臣賞などを受賞した省電力サーバ「Express5800/ECO CENTER」だ。中山氏は、「ECO CENTERは、もちろん単体でも省電力ですが、VMwareと組み合わせることで、さらに効果を発揮します」と話す。現在、NECでは環境問題への取り組みを強力に推進しており、それを具現化する製品のひとつとしてECO CENTERを提供している。

簡単に導入できる仮想化セットからシンクライアントシステムまで幅広くラインナップ

 仮想化におけるNECの強みは、ユーザーとしてNECグループに導入した経験やノウハウに加え、メインフレームで培った仮想化技術をも生かして提案を行えることである。

 中山氏は、「社内に散在していた部門サーバをVMwareで集約し、大幅なコスト削減を実現しました。また、仮想化基盤にVMwareを採用した、仮想PC型シンクライアントシステム『VirtualPCCenter』をすでに約1万3500台の規模で社内導入しており、いつでも、どこからでもオフィスと同じ環境をセキュアに利用できるクライアント環境を実現しています。すでに導入済みで運用している事例としては国内でも最大級の規模です。つまり、私たちは国内最大級のVMwareユーザでもあるのです」と話す。

 NECではまた、独自に開発したサーバ環境調査ツールを用いたアセスメントサービスやPCサーバExpress5800にVMwareを搭載した仮想化セットなどのソリューションで、顧客の容易な仮想化導入を支援している。

 仮想化を成功させるポイントについて中山氏は、「しっかりと現状のサーバ環境を把握して仮想化の計画を策定することが王道です。しかし、仮想化の良いところのひとつは構成を柔軟に変更・拡張ができるところ。その特長を生かし、ます最初は小さく導入して仮想化技術とその運用をしっかり把握した上で順次拡大することをお勧めしています。」と話す。

 また、今後の取り組みとして同氏は、「今後サーバ仮想化はますます普及していくのは間違いありません。PCサーバを熟知した弊社と仮想化市場のムーブメントを牽引するVMware社との強固なタッグで、仮想化によるメリットを多くのお客様へご提供していきたいと考えています」と話している。


ECO CENTER(左)、SIGMABLADE(右)

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