通信サービス事業者のKVHは5月1日、遠隔拠点を持つ企業向けに、運用管理付きの通信サービス「マネージドVPNサービス」の提供を始める。SIベンダーの領域である、ネットワークの設計・構築から運用管理までを、通信サービスとセットで販売する。販売目標は、初年度100社。
ネットワーク構築では、同社の主要サービスである、MPLS(Multiprotocol Label Switching)網にイーサネットフレームを流すEoMPLS(Ethernet over MPLS)サービス「Ether-MAN Plus」に加え、他社の通信サービスなどを組み合わせて設計できる。
EoMPLSは、企業のイーサネットLANを遠隔拠点まで広げる広域イーサネット・サービスの新しい形態の1つである。ラベルをIPパケットに付与してルーター・ネットワークに新たな伝送路を設定するMPLS技術によって、信頼性の確保とQoS(Quality of Service)を実現するものだ。