住商情報システム(阿部康行社長)は、オープンソースソフトウェア「Apache/Tomcat」について、最高レベルの技術・ノウハウをもつ米Covalent Technologies社と「パートナーサービス契約」を締結した。これにともない、ユーザーに「Apache/Tomcat」に関する構築・運用などのトラブル・疑問に関する全面的な技術サポートを提供開始する。並行して、オープンソースソフトウェア(OSS)を安心して利用できるサービス体制を確立させ、「トータルなオープンソース・ソリューション サービス」を提供していく計画。
OSSに対するマーケットの関心は高まっているが、商用プロダクトに比べて技術情報やサポート面が不十分だった。これに関連し、同社は、オープンソース・ソリューション提供の一環として、オープンソースデータベース「MySQL」に対する動作保証を含む総合サービス「MySQL Network」の提供を開始。さらに今回、優れたサポートサービスを提供しているCovalent Technologies社と「Apache/Tomcat」の「システムサポート」に関する契約を締結することとした。
「Apache」は、OSSとして無償で提供されているWebサーバー。「Tomcat」は、Java技術に関連するソフトウェアの開発が行われているプロジェクトとして開発されている「Java Servlet」や「JSP(Java Server Pages)」を処理するアプリケーションサーバーで、やはりOSSとして無償で提供されている。