リバティ・アライアンス、ID-WSF 2.0の2次リリースでピープルサービスを追加

CNET Japan Staff

2005-12-09 18:19

 リバティ・アライアンス・プロジェクトは12月5日、アイデンティティベースWebサービス向けのオープンなフレームワーク「ID-WSF 2.0」の最新バージョンをリリースしたことを発表した。ID-WSF 2.0フレームワークのアップデートは3回実施される予定で、今回のリリースは2回目となる。

 このリリースでリバティ・アライアンスのWebサービスは、SAML 2.0やWS-Addressingなどの規格をサポートし、各種のソーシャルアプリケーションをユーザーが管理できる新しいソーシャルネットワークレイヤーを追加した。

 リリースの主要コンポーネントとなるのが、「Liberty ID-WSF People Service(ピープルサービス)」。オープンな連携ネットワーク環境下でソーシャル情報を管理する総合的なプラットフォームとして機能する。

 ユーザーは、ブックマーク、ブログ、カレンダー、写真共有、インスタントメッセージングなどのソーシャルアプリケーションをID-WSF 2.0フレームワークの共通レイヤーから管理できるようになる。

 これにより、複数のソーシャルネットワークアプリケーションを同一のレイヤー上で連携させ、プライバシーポリシーの統一や情報共有を容易にするなどの効果が期待できる。また、リバティが策定するほかの位置情報、コンタクトブック、プレゼンスといったWebサービスの各種アプリケーションとも連携できる。

 またID-WSF 2.0では、SAML 2.0のアサーションがセキュリティトークンとして使用可能になった。WS-Addressingを実装し、登録と通知(Subscription & Notification)機能も実装、アイデンティティトークンも提供される。

 3回目のリリースとなるID-WSF 2.0の最終バージョンは2006年上半期にリリースされる予定。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]