NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT、石川宏社長)は、データマイニング分析手法を用いたマーケティング業務向け営業戦略支援システム「シンプルデータマイナ」を2月15日に発売する。
新製品は、商品やサービスの潜在的な購買顧客グループを条件設定なしに発見したり、一覧を出力して営業活動に利用したり、勧奨結果を評価するなどの一連のマーケティング業務を支援する機能を搭載。「決定木分析手法」と呼ばれるデータマイニング分析手法をアプリケーションのモジュールとして組み込み、データマイニング分析手順を抽象化・最適化することで、ユーザーが一連の分析作業を画面の流れに沿うだけの操作で簡単に実行できるようにした。
システムは顧客獲得実績データを投入して、予測モデルとの比較評価したり、データから「新規」「拡大」「離反」などの顧客傾向を示す有意なモデルを簡易な操作で抽出するといった機能を持つ分析サーバー、「SDM-AS」で構成する。
オプションとして、データマイニング分析に使用する変数を最適化する端末「SDM-AO」と、社内・社外のデータソースから作成される分析データの管理・運用を実施するサーバー「SDM-DMS」も用意する。
価格は、「SDM-AS」が500万円、「SDM-AO」が350万円、「SDM-DMS」が200万円、データベース設計/構築費用が200万円から、ELTツール(大規模データベース処理への対応ツール)が800万円から。