「日本のユーザーの要望を理解し満足できる製品を提供する」と話すRimageのCOO

山下竜大(編集部) 2006年05月15日 20時11分

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 ミネソタ州のミネアポリスに本拠地を置くRimage Corporationは、CD-R/DVD-Rのパブリッシュおよびデュプリケーションシステムの開発、販売、サポートを主なビジネスとしている。顧客企業の中心は、フォーチュン100や500という大企業であり、すでに2〜3万台を出荷。ここ数年、毎年30〜35%で売り上げを拡大している。

 Rimageの最高執行責任者(COO)であるManny Almeida氏は、「Rimageのビジネスの特長は、目標となる市場をあらかじめ定めておき、その市場に対して最適なソリューションを提供できること。主に、金融分野や医療画像分野、DPEショップなどへのビジネスを展開している」と、同社のビジネス戦略について話す。

 「最大の特長は単にハードウェア製品を販売するだけではなく、新規アプリケーションの開発や既存アプリケーションの統合までを含めたソリューションとして提供することだ」とAlmeida氏。

 たとえば金融分野向けには、小切手をデジタル化して配布するためのアプリケーションを提供しているという。米国の銀行では、集められた小切手をすべて高速のスキャナでデジタル化して保存すると共に、ディスクに保存してユーザー企業に提供するというサービスが広く提供されている。Almeida氏は、「小切手管理の分野では、70%以上のシェアRimageが持っている」ことを強調した。

 また、テレコム分野では、これまで大量の紙により送付していた企業向けの請求書をデジタル化し、1枚のCDで提供するサービスを展開している。さらに医療画像分野では、これまでフィルムを使っていたCTやMRIなどの画像をデジタル化する仕組みを提供。これらのソリューションの提供により、紙代やフィルム代などのコストを大幅に削減することができるという。

高信頼のハードと柔軟なソフトがRimageの強み

 Rimageは、1978年にフロッピーディスクのパブリッシュシステムからスタートした会社だ。同社が提供する製品の最大の特長は、1枚のマスタディスクから複数のディスクをデュプリケートできるのはもちろん、オンデマンドでカスタマイズされた情報によりディスクをパブリケーションすることができることだ。

 ディスクのデュプリケートではすべてのCDの中身やレーベルが同じデータでしかディスクを作成できないが、パブリケーションであれば顧客ごとにCDの中身やレーベルをカスタマイズすることが可能になる。デュプリケーションではなくパブリケーションに注目した理由をRimageの最高技術責任者(CTO)であるDavid Suden氏は、次のように話す。

 「パブリケーションという考え方は、Rimageの最大の差別化ポイントといえる。さらに1995年ころからは、業界に特化したソリューションとして提供する戦略を推進している。これにより、競合にはまねのできない製品やサービスを提供できる。デュプリケーションではなく、パブリケーションにこだわっているのは、システムを顧客ごとにカスタマイズすることが容易にできるからだ」

 しかし、1枚ごとに違うデータを書き出していく仕組みを実現するためには、ハードウェア開発の難易度は非常に高くなる。Almeida氏は、「RimageがCD-R/DVD-Rのパブリケーション分野で高いシェアを実現できるのは、高い信頼性や堅牢性、パフォーマンスのハードウェアとインテグレーションが容易なソフトウェアを共に提供できることが最大の理由だ」と話している。

リマージュのCOOとCTO RimageのCOOであるManny Almeida氏(写真左)とCTOであるDavid Suden氏。手前は、同社のフラグシップ製品である「Rimage Producer 8100」。
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