NECは8月4日、東京都港区にあるブロードバンド環境ベースの統合システムに関するオフィス兼ショールーム「NECブロードバンドソリューションセンター」をリニューアルし、8月8日に再オープンすると発表した。新たに、シンクライアントやWAN高速化装置「WanBooster」などを展示する。
NECブロードバンドソリューションセンターは、IP電話やFOMA/無線LANデュアル端末「N900iL」、ウェブ会議などを紹介し、「オフィスのブロードバンド化によるワークスタイル改革を提案してきた」(NEC)。2004年1月の開設以来、約2万5000人の来場者があったという。
リニューアルにともない、シンクライアントシステムを実現する「クライアント統合ソリューション」、WANでの高速ファイルアクセスを実現する「WanBooster」、日本版SOX法対応を支援する「内部統制強化ソリューション」、IPテレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」と「Microsoft Live Communications Server 2005」を統合するミドルウェア「UNIVERGE OW1000」、赤外線による屋内位置管理と情報発信を融合した「ロケーションマーケティング」という5種類の展示を追加した。
NECでは、2008年度までの3年間で、NECブロードバンドソリューションセンターと「NECプラットフォームイノベーションセンター」への来場および利用を契機とする企業向けソリューション事業の受注貢献額として、3000億円を目指す。