米Coverityは4月18日、日本市場で本格的に販売活動を開始することを発表した。
同社製品は、ソフトの欠陥、セキュリティの脆弱性を特定するソースコード解析ツール。米Stanford大学の研究成果をベースにしている。
コンパイル時に、C、C++、Java言語のバグ、不具合を検知し、ソフトの欠陥、セキュリティの脆弱性を特定できるという。中核製品の「Coverity Prevent」と、特定のバグに強いオプションの「Coverity Extend」がある。
同社の解析ツールは現在、すでに世界235社の企業に導入されており、日本ではNTTドコモが携帯組み込み開発で、効率的で的確なバグ・不具合の発見に活用しているという。
今回の国内展開にあたり、同社は豊通エレクトロニクスと提携。自動車業界向けに同社製品の販売および製品サポートを開始する。既存パートナーのベリサーブが提供するソースコード品質改善サービスも引き続き提供される。
9月には日本オフィスの開設も予定している。今後1年間で6億円の売り上げを目指す。