Microsoftは今週、新サーバソフトウェアWindows Home ServerのCommunity Technology Preview版を公開した。同社は2007年後半に、同ソフトを各種端末に搭載させたい考えだ。
Microsoft会長のBill Gates氏は、1月に開催された「2007 International Consumer Electronics Show」(CES)でWindows Home Serverの計画を発表した。その際、同氏は、(ホームサーバは)例えば、家庭における写真やビデオといった各種デジタルメディアの管理に役立つ、と語った。
Gates氏によると、すでにHewlett-Packard(HP)が、2007年秋に発売予定のMediaSmart ServerにWindows Home Serverを組み込むことで合意しているという。
Microsoftによると、今回の最新版では、7ステップのセットアッププロセスや新しいリモートアクセス機能など、サーバの構成がより容易になっているという。また、同ソフトのベータプログラムには、すでに、およそ6万人が参加しているという。
また、この試験版Home Serverを搭載するサーバは、Microsoftが4月はじめにリリースしたHome Server用ソフトウェア開発者向けキットを使って開発されたプログラムを実行することも可能だ。
最近、試験版Home Serverのアップデート版の公式リリース前に、同ソフトのテストビルドに関する情報がウェブ上にリークされたが、Microsoftは、この不正な投稿を行った人物を発見したという。
MicrosoftはHome Serverのブログ上で、「今回のリークは遺憾であり、われわれは犯人を特定するための対策を講じた」とした上で、「犯人特定の報告ができることを喜ばしく思う」と付け加えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ